石狩市・大工直営の壱工房様のホームページ制作と集客支援
大工歴10年の同級生おふたりが立ち上げた会社です。制作の前に目標と強みを伺い、ホームページ、紹介動画、見積もり診断、LINE相談までを一式で設計・制作しました。公開後は、費用や補助金を調べている方に向けた記事も制作しています。掲載の許可をいただき、実物を公開しています。
最初の画面は、写真4枚のスライドショー。1枚目に代表おふたりを置いています(ichikoubou.co.jp)
ISSUE課題
壱工房様は、札幌市新川の小学校で出会った同級生おふたりの会社です。ともに大工歴10年。長く下請けとして現場に入り、元請けへ移ろうとしている時期でした。ホームページは、必要ないと考えていたわけではなく、作っていなかっただけだといいます。
検索を確かめると、「石狩 リフォーム」で先に並ぶのは一括見積もりのポータルばかり。地元の会社が自社のサイトで見つかる状態ではありませんでした。空いている場所はある。ただし、工事の説明をいくら並べても他社と差はつきません。同じ工事なら、決め手になるのは誰が来るかです。
そして「誰が来るか」は、待っていてもWebには載りません。会えば伝わっているものを、画面の上でも伝わる形に置き換える。今回の仕事は、この置き換えです。
PLANNING取材と提案
制作は、聞くことから始めました。会社をこれからどうしたいか。何が他社と違うのか。お客様はどこで迷って、相談をやめてしまうのか。ホームページの構成も、文章も、写真も、ここで伺った言葉が土台になっています。
いちばんの強みは、見積もりから工事まで代表のどちらかが直接うかがうことでした。ただ、これは文章にすると急に平凡になります。同じ一文は、どの会社でも書けてしまうからです。
そこで弊社から、動画を提案しました。信頼で選ばれる業種では、できることの説明よりも、どんな人が来るのかが見えるほうが効くと考えたためです。
その動画に、サービスの説明は入れないと決めました。おふたりの人柄と、起業までの経緯だけに絞っています。事業の重心はこれから動く可能性があり、そのたびにトップページを作り直さずに済むようにするためです。
あわせて、お客様が相談をためらう理由を4つに整理し、どの部品がどの不安に答えるのかを決めてから作りました。
ACTION実施内容
- 石狩市の作業場に入り、作業着のまま撮影。代表おふたりは、カメラマンの提案で1人ずつ別に撮りました。並べると対談になり、人柄より会話の印象が残るためです。同じ質問を投げ、それぞれの答えをつなぎました。取材は弊社代表が担当しています
- 手を動かしている場面を多めに撮り、そこに声を重ねました。敷地が広いので、ドローンによる空撮も入れています
- 映像には、リフォームの作業を必ず入れました。木造小屋や空撮のほうが見栄えはしますが、リフォームを探して来た方が「思っていたのと違う」と感じてしまうためです
- 最初の画面は動画ではなく写真のスライドショーにしました。動画に文字を焼き込むと、拡大したときに甘く見えるうえ、公開後に直せません。動画はその直下に置いています
- 写真は動画とは別のカメラで撮影し、ページの素材にしました。代表おふたりの写真も、ここで撮ったものです
- 同じ形のカードを3つ並べる作りは避け、表、流れ図、動画、写真、質問と回答を混ぜました。同じリズムが続くと、読み手は途中から目を滑らせるためです
入口は、LINE相談、見積もり診断、フォームと電話の3つに分けました。すぐ話したい方と、まだ名前を出したくない方では、ちょうどよい距離が違うためです。費用だけ知りたい方に、名前は聞きません。
公式LINEにはエルメを入れ、相談フォームをリフォーム用と木造小屋用の2つに分けました。直したい場所を確かめる質問と、これから建てる場所を確かめる質問は別物だからです。写真は状況を早く共有するためのもので、正式なお見積もりは現地を確認してから。この線引きはサイト上にも書いています。
ホームページの公開後、費用と制度をテーマにした記事を4本制作しました。トイレ交換の費用、水まわり4点セットの費用、内窓・二重窓の補助金、火災保険と外壁塗装です。相談の前に検索されるのは、工事の中身より、「いくらかかるか」「補助金や保険は使えるか」です。
- 金額は相場の言い切りではなく、メーカーの希望小売価格、国の補助金事業や消費者庁の公式資料から引き、参考にした情報を各記事の末尾に載せました。相場の数字は、読んだ方の家には当てはまらないことが多いためです
- 壱工房様の対応範囲や見積もりの出し方は、伺った内容をもとに書いています。写真だけで正式な見積もりが出るとは書きません
- 公開の前後で別の目が事実と表現を点検し、根拠を確かめられない言い切りは削っています。書いた本人は、自分の思い込みに気づきにくいためです。図解も、記事ごとに2点ずつ
- 「セット価格が安く見えて高くつく理由」「保険金で無料になります、という勧誘への注意」のように、読む方が損をしない側に立って書いています。壱工房様は安さで選ばれる会社ではないので、記事でも安さを売りにしないためです
RESULTできあがったもの
最初の画面に「LINEで相談する」「見積もりを診断する」が並び、その下でおふたりの動画がそのまま再生できます。名前を入力しなくても、費用の目安と、実際に来る人の顔と話し方まで分かる状態になりました。
弊社で企画・取材したインタビュー動画(YouTube)|撮影・編集:Levarist(レバリスト)
実物は壱工房様のホームページでご覧いただけます。見積もり診断とLINE相談は、どなたでも試せます。
記事は壱工房様のコラムで公開中です。トイレ・便器交換の費用、水まわりリフォーム4点セットの費用、内窓・二重窓の補助金、火災保険で外壁塗装はできるかの4本です。
ホームページと動画の材料は、すべて壱工房様の中にありました。弊社がしたのは、それを取材で言葉にして、見せる順番と相談の入口を設計したことです。目標と、強みと、お客様がためらう理由。この3つは、どの会社にもあります。
依頼のしかたから取材で聞くことまで、導入事例の作り方はこちらの記事にまとめました。
何を作るかは、伺ってから提案します
初回相談では、いまのホームページと検索の状況を確認し、目標とお客様の像を伺ったうえで、何から始めるかを弊社からご提案します。ホームページがない場合は、新規制作からのご相談も可能です。事前調査とご相談は無料です。