SEO対策の費用相場はいくら?月額・スポット・記事制作の料金の目安と、見積もりの比べ方を解説

SEO対策の費用相場はいくら?月額・スポット・記事制作の料金の目安と、見積もりの比べ方

SEO記事1本4,980円という広告と、1本13万円という見積もり。同じ「SEO」の名前で、なぜ26倍もの差が生まれるのか。初めて見積もりを並べて戸惑うのは、当然のことです。でも大丈夫。この差の正体が分かれば、SEO対策の費用はぐっと比べやすくなります。

弊社が2026年7月に、料金を公式サイトで公開しているSEO関連の9サービスを確認したところ、記事制作は1本4,980円から取材込みの13万円以上まで、サイト診断は19.8万円から120万円以上まで、月額の支援は7.5万円から50万円以上までの幅がありました。この幅は市場の平均ではなく、含まれる作業の違いがそのまま出た数字です。記事そのものをどこまで任せるかで金額が動くため、記事・コンテンツ制作の支援内容もあわせてご覧いただくと、比べる材料がそろいます。取材を伴う制作の進め方は導入事例の作り方にまとめています。

SEO対策の費用の幅。記事制作は1本4,980円から13万円以上、月額の支援は7.5万円から50万円以上、サイト診断は19.8万円から120万円以上
2026年7月の弊社調査(料金を公式サイトで公開している9サービス)。幅は含まれる作業の違いです

だから、最初に決めるのは予算の金額ではありません。いまの課題は何か、必要な成果物は何か、誰が公開まで実行するのか。ここが決まれば、見積もりは同じ物差しで比べられます。以下、依頼内容別の目安、金額差が生まれる7つの理由、見積書で確認する12項目、そして最後に、顧客1件の粗利からの逆算まで。手元に見積もりがある方は、照らし合わせながら読み進めてください。

目次

SEO対策の費用相場を、依頼内容別に整理する

2026年7月20日時点でSEO対策の料金として公開されていた金額を、依頼内容別にまとめると次の幅になります。

依頼内容 公開されていた料金の幅
記事制作 1本4,980円〜13万円以上
記事リライト 1本4万円前後(調査・構成・図表は別料金の例あり)
サイト内部の改善(内部対策)・スポット診断 19.8万円〜120万円以上
月額の助言・運用 月7.5万〜50万円以上
SEO対策の料金の幅と、見積もりを月額でなく総額で比較する観点をまとめたシート
SEO対策の見積もり比較シート。画像をタップすると拡大できます。

税込・税別の表記は各社で異なるため、金額はおおよその幅として見てください。なお、調査で確認した各社の名前は挙げません。弊社も同じSEO支援を行う立場にあり、個別の評価をするのは公平でないためです。

この幅を「相場は月10万円くらい」のような一つの平均に丸めるのは危険です。今回の調査でも、月額7.5万円のプランに初期費用50万円が別途かかる例や、月50万円以上のプランに戦略から運用代行まですべて含まれる例がありました。月額の数字は、氷山の一角にすぎません。

記事1本4,980円と13万円も、同じ成果物の安売りと高売りではありません。AIで初稿を作り人が確認するものと、取材・撮影・専門家の確認まで含むものでは、工程がまったく別です。

SEO対策の費用が会社ごとに違う7つの理由

金額差は、次の7つでほぼ説明できます。見積もりに項目がなければ「含まれない」のか「別料金」なのか、聞いておくと安心です。

1. サイトの規模と種類

10ページの会社サイトと、数千ページの通販・求人サイトでは、確認する範囲も関係者も違います。ページ数だけでなく、検索機能や商品データなど、サイトの仕組みも工数に影響します。

2. 現状調査の深さ

検索順位だけを見るのか、検索での表示・クリック、アクセス、問い合わせ、競合、サイト構造まで見るのか。調査結果が口頭の説明なのか、優先順位と根拠のついた資料なのかでも変わります。

3. 戦略・キーワード設計の範囲

検索される言葉の一覧を渡すだけか、既存ページとの重複、事業との関連、問い合わせへの近さ、ページごとの役割まで設計するかの違いです。

4. 記事制作の工程

AIの初稿、ライターの執筆、構成づくり、取材、専門家の確認、図解、入稿、公開後の改善。「記事1本」という言葉の中に、どこまでの工程が入っているかを分解します。

5. 技術的な修正を誰が行うか

改善案を受け取って自社や制作会社が直すのか、SEO会社がサイトの中身まで直すのか。実装が別料金の場合、提案書を受け取っても公開まで進まないことがあります。

6. 会議・連絡・社内支援

月1回の報告だけか、日々の質問対応、編集会議、社内担当者の育成まで含むか。会議の回数より、誰が参加して何を決める場なのかが大事です。

7. 計測と改善の範囲

順位と訪問数だけを見るのか、問い合わせ・商談・成約まで数字をつなぐのか。ここまで設計すると費用は上がりますが、SEOが事業に効いているかを判断できるようになります。

月額・スポット・記事制作、どれを選ぶか

契約の形は、安さより、いまの課題と社内体制で選びます。

現在の状態 向いている依頼方法
何が問題か分からない スポット診断・初期調査
社内に実装できる担当がいる 月額の助言・セカンドオピニオン
記事の計画は社内で決められる 記事制作・リライトの単発依頼
戦略も制作も実装も手が足りない 実行まで含む月額支援

注意したいのは、「診断だけ頼んで実装は自社で」が常に安いとは限らないことです。社内で直せず、別の制作会社に一から説明し直す手間がかかるなら、実装まで含む契約の方が総額は小さくなることがあります。逆に、直すべき場所が数か所だけの状態で、記事を毎月作る契約は過剰です。

同じ期間の「総費用」に直して比べる

見積もりを並べるときは、期間をそろえて総額に直します。

6か月の総費用 = 初期費用 + 月額×6 + 記事・実装などの追加費用 + 社内で使う時間(人件費に換算) + ツール費

たとえば月10万円の会社と月15万円の会社を比べるとき、前者に初期費用と記事代が別でかかり、後者はすべて込み、ということがよくあります。月額が低い方が総額でも低いとは限りません。社内の時間もゼロではないので、担当者が月に何時間使うかだけは見積もっておきます。

SEO対策の見積書で確認する12項目

複数社を比べるときは、同じ質問を全社に送り、次の12項目が見積書か提案書で分かる状態にします。

  1. 対象のサイト・事業・地域
  2. 初期調査の対象と納品物
  3. キーワード・ページ設計の範囲
  4. 既存ページの改善本数と作業内容
  5. 新規記事の本数と制作工程(文字数だけで決めない)
  6. 技術改善は提案だけか、実装まで含むか
  7. 入稿・画像・図解・公開時の確認の有無
  8. 月次報告の指標と、問い合わせまでの確認方法
  9. 会議の回数と、質問への返信条件
  10. 初期費用・月額・追加費用・税区分
  11. 最低契約期間・更新・解約・違約金
  12. 記事・データ・計測環境・アカウントの所有権

12個もあるのか、と思われたかもしれません。すべてを一度に確認する必要はありません。後から揉めやすいのはお金と権利の話、つまり10〜12です。時間がなければ、まずそこだけ見てください。

なお、この12項目は見積書を「確認する側」のリストです。依頼時に「伝える側」の12項目はホームページ制作の見積もり依頼で伝える12項目にまとめており、考え方はSEOの依頼にもそのまま使えます。

価格が安いSEO対策で確認したいこと

安いこと自体は問題ではありません。範囲の限定や自動化で、必要なサービスを低価格で提供できる場合があります。確認すべきは、安さの理由が自社の目的と合っているかです。

提供範囲を限定している

記事の本文だけ、順位の計測だけ、月1回の助言だけなら費用は抑えられます。社内で残りの工程を補えるなら合理的な選択です。構成、事実確認、入稿、改善が誰の担当かだけは決めておきます。

AIやテンプレートを使っている

AIの利用自体は問題ではなく、Googleも生成AIの利用だけを理由に評価を下げるとは説明していません。一方で、順位操作を目的に独自性のないページを大量生成する行為は、Googleのスパムポリシーに触れる可能性があります。AIの初稿を誰が確認し、事業固有の情報をどう加えるのかを確認してください。

順位保証やリンク購入を含む

Googleは公式文書で、検索結果の一番上に掲載されることは誰にも保証できないと説明しています。また、順位操作を目的としたリンクの売買はスパムポリシー違反の代表例です。「上位保証」「被リンク〇本つき」を、価格の安さで選ばないでください。判断に迷う提案を受けたときの基準はSEO会社の選び方にまとめています。

SEO対策の予算は、顧客1件の粗利から逆算する

最後に、いちばん大事な計算です。相場の範囲内だから払うのではなく、回収できる投資かを確認します。

必要な追加顧客数 = SEOの総費用 ÷ 顧客1件あたりの粗利

たとえば外注費が月15万円、社内の時間が6万円分、ツールが2万円で合計23万円。顧客1件の粗利が10万円なら、単純計算で月2.3件の新規顧客が必要です(これは説明用の計算で、成果の予測ではありません)。

この計算をすると、「そもそもSEOに投資すべき段階か」が見えてきます。粗利の小さい商材で高額な月額契約を組むと、順位が上がっても回収が難しくなります。逆に1件の粗利が大きい事業なら、月数件の問い合わせでも投資に見合います。すぐに問い合わせが必要な場合は、リスティング広告の費用と比べて、順番を決めるのが現実的です。

弊社のSEO支援は、作業を分けるところから見積もる

弊社の見積もりは、作業を分けるところから始まります。現状・競合の調査、サイト内部の改善、キーワードと記事の計画、制作、実装、計測。このうち必要なものだけを積み上げるため、固定の料金表は出していません。記事を増やす必要がなければ、既存ページの改善と計測を優先します。初期調査だけといった小さな範囲のご依頼も可能です。

そのぶん、提案時には対象、作業、納品物、担当、追加費用の条件を必ず説明できる状態にします。ご依頼前は、弊社を含む候補各社に、この記事の12項目を同じ条件で確認してください。何から始めるか迷っている段階なら、札幌のSEO対策の始め方から読んでいただくのが近道です。 ご相談いただく場合の対応範囲と進め方はSEO対策の支援内容をご覧ください。

SEO対策の費用についてよくある質問

SEO対策の月額費用はいくらですか?

冒頭の26倍の差が、そのまま答えです。月額の平均に意味はなく、2026年7月の調査でも月7.5万円から50万円以上までの幅がありました。初期費用、記事、実装、会議、計測の含まれ方が違うため、同じ期間の総額と納品物で比較してください。

SEO記事1本の費用はいくらですか?

今回の調査では1本4,980円から取材込みの13万円以上までありました。AIの初稿か取材記事か、構成、専門家の確認、図解、入稿、修正の有無で変わります。文字単価だけで比べないことが大切です。

スポット診断と月額契約はどちらがよいですか?

社内に実装できる担当がいて、問題点と優先順位だけ必要ならスポット診断が向きます。戦略から実行、効果検証まで回す人がいないなら月額支援を検討してください。診断後の修正を誰が行うかまで決めるのが分かれ目です。

成果報酬型のSEO対策は得ですか?

料金方式だけでは判断できません。成果の定義(順位か、訪問か、問い合わせか)、課金条件、月額の上限、解約条件、実施する施策の中身を確認してください。順位保証に近い説明や、リンクの売買を含む施策には注意が必要です。

効果が出るまで、いくら準備すればよいですか?

サイトと競合の状態、実装の速さで変わるため、固定の金額と期間は約束できません。初期調査・制作・実装・計測を分けて契約期間の総額を計算し、途中の確認日と継続判断の指標を先に決めておくことをおすすめします。

自社でSEO対策をすれば無料ですか?

外注費はかかりませんが、担当者の時間、学習、制作の手間は社内コストとして残ります。社内で使う時間を見積もり、外注した場合の総額と比べて判断してください。

まとめ:SEO対策の費用は、作業条件をそろえた総額で判断する

SEO対策に、すべての会社に当てはまる一つの相場はありません。あるのは「作業範囲の違いがつくる幅」です。

見積もりを受け取ったら、同じ期間の総額に直す。12項目で作業と契約条件をそろえる。そして、顧客1件の粗利から逆算して、回収できる投資かを確かめる。この3つの手順ができれば、価格の高い安いに惑わされず、自社に必要な契約を選べます。

読み終えたら、手元の見積書をもう一度開いてみてください。最初に見たときより、ずっと多くのことが読み取れるはずです。

この記事の調査について

料金の目安は、2026年7月20日に、料金を公式サイトで公開しているSEO関連の9サービスを弊社が確認して整理したものです。同業として個別の評価をしない方針のため、社名と個別プランは記載していません。税込・税別の表記も各社で異なります。料金・条件は改定されることがあるため、依頼時は必ず各社の最新の見積書と契約書で確認してください。

参考にした公式情報

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この記事を書いた人

Web業界で7年以上、上場企業を含む全国のクライアントのWebマーケティングを支援。オンライン受発注サイトでは、449件すべてが「満足」評価(「残念」0件、2026年7月確認)。SEO・LLMO/AIO対策、ホームページ制作を通じて、中小企業のWeb集客と問い合わせ獲得を支援しています。

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