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SEO記事制作の事例

日本に進出した海外SaaSの公式ブログで、執筆者名入りの記事を制作

Aurora Mobile株式会社様は、顧客エンゲージメント基盤「EngageLab(エンゲージラボ)」を日本で展開している会社です。日本語の公式ブログ向けに、「One to Oneマーケティング」のSEO記事を先方の構成案に沿って執筆しました。公開記事の執筆者欄に載っているのは、SuzuLabo代表 鎌田大輝の名前とプロフィールです。

お客様
Aurora Mobile株式会社様(EngageLab)
業種
顧客エンゲージメントプラットフォーム(SaaS)
担当した範囲
構成案にもとづく日本語記事の執筆(日本の読者に向けた日本語の調整、一次情報の確認、表の設計、Wordでの納品)
記事の公開
2026年9月30日。執筆者情報の掲載は10月9日
EngageLabの日本語ブログに公開された記事の冒頭。One to Oneマーケティングの基本というタイトルの下に、執筆者名の鎌田 大輝と更新日2026-10-09が表示されている

公開記事の冒頭(EngageLab 日本語ブログ)。タイトルの下に執筆者名と更新日が表示されている(画面は2026年10月9日時点)

2011年に中国で生まれ、日本でも展開しているEngageLab

Aurora Mobile(NASDAQ:JG)は、2011年に中国で設立された、顧客エンゲージメントとマーケティング技術の会社です。出発点は、企業向けのプッシュ通知サービスでした。現在は、海外に展開する企業向けの基盤「EngageLab」を提供しています。

日本での展開を担っているのは、東京・虎ノ門に拠点を置くAurora Mobile株式会社様です。EngageLabは、アプリやWebのプッシュ通知、メール、SMS、WhatsApp、マーケティングオートメーション、認証などを1つの基盤にまとめた製品群。公式サイトでの紹介は、AIファーストの顧客エンゲージメントプラットフォーム、という言葉です。

日本語の公式サイトにあるのは、製品の案内と、マーケティング担当者向けのブログです。今回の記事は、このブログに載るものでした。

EngageLab 日本語公式サイトのトップページ

EngageLab日本語公式サイトのトップページ。AIファーストの顧客エンゲージメントプラットフォームという見出しと、WebPush、AppPush、Email、SMS、WhatsAppなどのメッセージチャネルの図が表示されている
EngageLab 日本語公式サイトのトップページ(画面は2026年10月9日時点)。ページのデザインやロゴはEngageLab(Aurora Mobile)のものです

日本語ブログの一覧。最新リリースの欄に今回の記事が並んでいる

EngageLab日本語ブログの一覧ページ。最新リリースの欄に、One to Oneマーケティングの基本という記事が2026年10月9日の日付で並んでいる
日本語ブログの一覧(2026年10月9日時点)。最新リリースの欄に、今回の記事が並んでいます

ご相談の内容:日本の読者に向けた、日本語のSEO記事

ご相談をいただいたのは2026年9月、EngageLabの日本展開を担当されている方からでした。日本語で読まれるSEO記事を書けるライターを探している、という内容です。

テーマの候補は、B2B SaaSの導入検討、メール・SMS・WhatsAppなどの配信、認証とセキュリティなど。構成案は基本的に先方で用意し、場合によってはキーワードの選定や調査から任せたい、というお話でした。

SuzuLaboからお伝えしたのは、進め方と、過去に執筆者名つきで公開された記事の実物です。進め方は、想定読者と狙うキーワードの確認、構成案の確認、初稿、ご指摘の反映の4段階。まず1本をお試しいただき、用語や文体を貴社の基準に合わせていく形でご提案しました。

SuzuLabo代表 鎌田大輝

代表・鎌田

日本語を母語としないチームが日本語の記事を外注するとき、難しいのは、仕上がりの日本語を自分たちで判定できないことだと思います。だから最初にお見せするのは、件数ではなく、執筆者名つきで公開されている記事1本です。媒体が名前を出して載せた実物は、日本語の仕上がりを判断する材料になります。

進め方:先方の構成案を正本にして、初稿へ

今回の記事の正本は、先方の構成案でした。流れは次のとおりです。

ご発注から執筆者情報の掲載まで

  1. ご発注(9月16日)

    1本目の記事をご依頼いただく

  2. 構成案の受領(9月18日)

    先方から11ページの構成案。キーワード、記事の位置づけ、見出し、表、リンク先、表記のルール、使わない表現まで指定されている

  3. 初稿の送付(9月23日)

    構成案どおりの見出しで執筆し、Wordで送付

  4. 確認と納品(9月24日)

    先方の社内確認を経て、そのまま納品

  5. 記事の公開(9月30日)

    先方で図解や導入事例を加え、公式ブログで公開

  6. 執筆者情報の掲載(10月9日)

    先方から執筆者名の掲載についてご提案をいただき、名前、肩書、プロフィール、顔写真を掲載

※ 日付は、先方とのやり取りの記録と、公開ページに記録されている公開日(2026年9月30日)・更新日(2026年10月9日)で確認したものです。

工程の分担(2026年9月16日から10月9日)先方が発注、構成案、社内確認、編集と公開、執筆者名の掲載を担当し、SuzuLaboが執筆と事実確認、プロフィールの提供を担当した流れ工程の分担(2026年9月16日から10月9日)Aurora Mobile様SuzuLaboご発注9月16日1構成案を作成9月18日2執筆・事実確認初稿 9月23日3社内確認・納品9月24日4図解を足して公開9月30日5執筆者名の掲載を提案10月8日→9日6プロフィールを提供10月8日

図:どの工程を先方が担い、どの工程をSuzuLaboが担ったか。上の段がAurora Mobile様、下の段がSuzuLaboです

構成案は、記事の狙いがはっきりしていました。「One to Oneマーケティングは古いのか」という読者の疑問に正面から答え、古くなったのは考え方ではなく実践の方法だ、という見解を軸にする。最初のページに書かれていたのは、その方針でした。

SuzuLabo代表 鎌田大輝

代表・鎌田

構成案がここまで詳しいと、ライターに残る仕事は何かと思われるかもしれません。残るのは、日本の担当者が同僚の助言として読める日本語にすること、用語を日本の担当者が普段使う言い方で書くこと、各節の最後に次の行動を書くことです。ここは、日本語で読む側に立たないと埋まりません。

執筆で時間を使った4つのこと

構成案が詳しいほど、ライターの仕事は空欄を埋める作業に見えがちです。ただ、本社の基準で組まれた構成案を、日本の担当者がそのまま社内で使える記事にするには、埋める以外の仕事が残ります。今回、時間を使ったのは次の4点です。

1. 日本の担当者が、同僚の助言として読める日本語にする

構成案の日本語ルールには、経験のあるCRMやマーケティング運用の担当者が同僚に助言するような調子で書く、という指定がありました。外国語の資料を訳したような言い回しを避け、日本の現場の担当者が普段使う言葉で書く、ということです。

表記は、One to One、1to1、カタカナ表記を機械的に入れ替えずに散らし、読者の呼び方は「自社」「担当者」に統一。文末が同じ形で続いて単調にならないよう、納品前に文末の種類を数えて確かめています。

2. 構成案の見解を、本文の判断基準にする

各節で、古くなった実践の方法と、いま成果につながる条件を対比させました。ゴールは、読み終えたときに最初のジャーニー(顧客との一連の接点の設計)を1つ決められる状態。そのために、小さく始める手順の節を厚くしています。

表は、先方が指定した4つに加えて、最初に組む2本のジャーニーの設計例を1つ足しました。開始の条件、送る内容、分岐、終了の条件、測る出来事を1枚で見られる形です。

3. ブラウザや規制の話は、公式の一次情報で時点を確かめる

Cookieをめぐる話題は、古い情報や誤解が広まりやすい分野です。GoogleのChrome公式ブログとWebKitの公式ページで現在の方針を確かめ、本文には確認した時点を書きました。

先方の構成案にも、根拠のない言い切りを避ける指定がありました。読者が社内で説明に使える記事にするには、欠かせない確認です。

4. 製品の位置づけを、先方の定義どおりに書く

EngageLabは、顧客との接点を設計して配信を実行する層であり、顧客データの基盤そのものではない。構成案には、こうした製品の位置づけが定義されていました。

製品を大きく見せる言葉は足していません。選んだのは、読者が自社の仕組みのどこに当てはめるかが分かる書き方です。

初稿は、構成案の要件(見出し、表、リンク、表記)に照合したうえで、本文の根拠と日本語を別の目で点検してから送付しました。文字数は、先方の目安より少し長くなりました。削った版も用意できることを添えて、どちらにするかは先方にお任せする形です。

構成案は本社の基準のまま。日本の読者に向けた判断だけを足す。
項目先方の構成案で決まっていたことSuzuLaboが判断したこと
狙いと軸読者の疑問に正面から答える。古いのは考え方ではなく、実践の方法各節で古い方法と今の条件を対比し、読み終えたときに最初のジャーニーを決められる状態をゴールにした
見出しH2とH3の構成。カタカナ表記を入れる見出し見出しの順番は変えず、各節の最後を判断基準か次の行動で締めた
表4つ(関連する概念の比較、適した場面、従来型と現代型の比較、KPI)最初に組む2本のジャーニーの設計例を1つ追加した
リンク内部リンク6本、製品ページ1本、外部リンク2本全URLが開くことを確かめ、本文の流れに合う位置に置いた
表記・表現段落の長さ、読者の呼び方、使わない表現指定に沿って書き、表記は機械的に入れ替えずに散らした。根拠のない言い切りを避け、文末の単調さは納品前に直した
事実の確認時点を書くブラウザの方針を公式の一次情報で確かめ、確認した年月を本文に入れた

表:構成案で決まっていたことと、SuzuLaboが判断したこと

公開された記事

公開された記事は、EngageLabの日本語ブログで読めます。公開版は、SuzuLaboが納品した原稿に、先方が図解、導入事例の紹介、製品の案内を加え、本文も一部調整したものです。現在表示されている本文のすべてが、当社の原稿のままというわけではありません。

One to Oneマーケティングの基本|顧客別施策の実践方法と注意点

One to Oneマーケティングの定義と関連する概念との違い、適した場面、5つの手法、小さく始める手順、注意点を扱った記事です。読み終えたときに、最初のジャーニーを1つ決められる状態を目標にしています。

記事の冒頭

公開記事の冒頭。タイトルの下に執筆者名の鎌田 大輝と更新日2026-10-09、読了目安7分が表示されている
記事の冒頭。タイトルの下に執筆者名「鎌田 大輝」と更新日が表示されている(画面は2026年10月9日時点)

記事末尾の執筆者欄

記事末尾の「この記事の執筆者」欄。鎌田 大輝(かまだ だいき)の名前、SEO・AI検索対策コンサルタント/合同会社SuzuLabo代表という肩書、プロフィール、顔写真が表示されている
「この記事の執筆者」として、名前、読み方、肩書、プロフィール、顔写真が表示されている(2026年10月9日確認)

本文の中盤。小さく始める5つの手順の節

公開記事の本文。小さく始めて成果を検証する5ステップという見出しの下に、目的と1つのKPIを決める、必要最小限のデータと同意を確認する、対象・除外・終了条件を設計する、内容・タイミング・チャネルを組み合わせる、という手順が番号つきの枠で並んでいる
小さく始めて成果を検証する5ステップの節(画面は2026年10月9日時点)。番号つきの枠の体裁は、先方の編集で整えられたものです

SuzuLaboが追加した、2本のジャーニーの設計例の表

公開記事の表。例1の初回購入後のフォローと例2の休眠予兆への再接点について、開始条件、最初のアクション、分岐、終了条件、測定イベントを比べている
初回購入後のフォローと、休眠予兆への再接点。構成案で指定された4つの表に、SuzuLaboが足した設計例の表です(画面は2026年10月9日時点)

海外に本社がある会社の日本語コンテンツで、効いたこと

海外の本社から日本語の記事を任された方は、何から確かめればよいか迷うことも多いのではないでしょうか。今回の進め方で効いたと思うことは、3つあります。

1つ目は、先方の基準を正本にしたことです。海外に本社がある会社の日本語コンテンツには、製品の位置づけ、使わない表現、表記といった本社の基準があります。日本語の読みやすさを優先してそこを崩せば、確認の往復が増えるだけです。今回は構成案を正本にして、本文の判断基準だけを足しました。

2つ目は、日本語の自然さと事実の確認を、日本語の側で引き受けたことです。日本の担当者が読んで違和感のない言い回し、国内で広まっている誤解、公式情報の時点。日本語を母語としないチームが一つずつ確かめるには、負担の大きい部分です。今回は、先方の社内確認を経て、そのまま納品になりました。

3つ目は、執筆者の名前が出る形で公開されたことです。誰が書いたかが分かる記事は、読者にとっても媒体にとっても確かめやすいものです。依頼を検討されている方も、その記事を開けば、日本語の仕上がりをご自身の目で確かめられます。

海外には良いサービスがあっても、日本語で探している人に届いていないことが少なくない。そう感じてきました。今回は、そこを1本の記事ぶんだけ手伝えた仕事です。

なお、記事の公開から日が浅いため、検索順位や流入の数字はこのページには未掲載です。

執筆者名つきで公開された記事は、日本語の仕上がりをだれでも確かめられる実績です。

日本語のSEO記事制作のご相談を受け付けています

海外に本社がある会社の日本法人、日本向けにサービスを展開している会社からのご相談も、日本語で承ります。本社の構成案や用語の基準があればそれを正本にして、日本の読者に自然な日本語で仕上げます。

構成案がない場合は、キーワードの選定と構成案からご一緒する形です。いまのサイトのURLと、書きたいテーマ、または困っていることをお送りください。まずは1本からで大丈夫です。

このページは、Aurora Mobile株式会社様に紹介の旨をお伝えしたうえで公開しています。
This case study is also available in English: Japanese SEO content for a global SaaS entering Japan