LLMO対策のやり方。AIの回答に引用されるサイトを作る7つの手順

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LLMO対策」ややり方を調べている方は、もう言葉の意味はご存じだと思います。知りたいのは、具体的に何を、どの順番でやればいいかではないでしょうか。

この記事は、その手順に絞った実践ガイドです。中小企業が自分たちで取り組める形に落とし込んだ7つの手順と、進み具合を確かめるチェックリストをまとめました。

「そもそもLLMOとは?」という基本から知りたい方は、先にLLMOとは?の記事をどうぞ。この記事は、その続きにあたる実践編です。

書いているのは、札幌で中小企業のWeb集客を支援している合同会社SuzuLaboの鎌田です。私たちは自分たちのサイトでこの手順を実践し、実際にChatGPTの回答やAIの要約に引用され始めています。机上の空論ではなく、やってみた順番でお話しします。

※LLMO(エルエルエムオー)=ChatGPTのようなAIや、検索結果の上に出るAIの回答に、自分の会社の情報を載せてもらうための取り組みのこと。

この記事の結論を先に:

  • LLMO対策の中身は、「AIが見つけられる」「AIが理解できる」「AIが信頼できる」の3つの土台を順番に作ることです。
  • 特別な技術が要るのは7つのうち1つだけ。残り6つは、今日から自分で始められます
  • いちばん効くのは、お客様の質問に1問ずつ端的に答えるページと、自社にしかない情報。私たちが実際にAIに引用されたのも、この2つでした。

手順1の現在地確認、代わりにやります。あなたの会社がAIにどう答えられているか、無料でお調べします。

目次

始める前に:LLMO対策で目指す状態と、3つの土台

先に全体像です。LLMO対策のゴールは、お客様がAIに相談したとき、答えの中であなたの会社が引用・紹介される状態を作ることです。

そのためにAIの側から見て必要な条件は、突き詰めると3つしかありません。

土台 中身
見つけられる AIが情報を探すとき、あなたのページにたどり着けること
理解できる ページを読んだAIが、誰が何をしている会社か迷わず分かること
信頼できる 引用する価値がある、確かな情報だと判断できること

これから紹介する7つの手順は、すべてこの3つの土台のどれかを作る作業です。順番どおりに進めれば、迷いません。

手順1|まず、AIに自社のことを聞いてみる(現在地を知る)

最初にやることは、対策ではなく現状確認です。ChatGPTなどのAIに、実際にこう聞いてみてください。

  • 「◯◯(あなたの会社名)は、どんな会社ですか?」
  • 「(あなたの地域)でおすすめの◯◯(業種)を教えてください」
  • 「◯◯(あなたの主力サービス)の選び方を教えてください」

見るポイントは3つです。自社が出てくるか。出てきた情報は正しいか。競合はどこが出ているか

多くの会社は、ここで「出てこない」「情報が古い・間違っている」という現実に直面します。落ち込む必要はありません。それが今の立ち位置で、これからの伸びしろです。聞いた内容と結果をメモしておくと、数か月後に効果を確かめる物差しになります。

手順2|SEO対策の土台を整える(見つけられる状態を作る)

結論から言うと、検索で見つからないページは、AIにもほぼ見つかりません。AIも答えを作るときに、検索の仕組みを使って情報を探しているからです。

具体的には、この3点を確認してください。

  • 各ページのタイトルに「地域・サービス・会社名」が入っているか
  • スマホで見やすく、ストレスなく読めるか
  • 会社概要・サービス・料金の説明・お問い合わせなど、基本のページがそろっているか

このあたりの具体的なやり方は、自分でできるSEO対策7つの記事にまとめています。地域のお店なら、MEO対策(Googleマップ対策)もこの段階で並行すると効率的です。

SEO対策の土台ができているか、あなたのサイトを無料で診断します。

手順3|会社・サービスの情報を「言い切る」形に直す(理解できる状態を作る)

AIは、あいまいな文章から事実を推測してくれません。主語と事実をはっきり言い切る文章に直すことが、この手順の中身です。

たとえば、こう変えます。

  • 変更前:「お客様に寄り添い、最適なソリューションをご提供します」
  • 変更後:「私たちは札幌市のSEO対策会社です。中小企業のホームページの集客改善を、月額の運用契約で支援しています」

変更前の文は人間向けのイメージ文で、AIには「何の会社か」が伝わりません。会社名・所在地・業種・提供サービス・対応地域・料金の目安。この6点をサイトのどこかで、はっきり文章として言い切ってください。会社概要ページとサービスページが置き場所の基本です。

あわせて、社名・住所・電話番号の表記をサイト・SNS・地図情報で一字一句そろえること。バラバラだと、AIが同じ会社だと認識しにくくなります。

手順4|お客様の質問に、1問1答で答えるページを作る(この手順が主役)

7つの手順でいちばん効果が大きいのがこれです。お客様からよく聞かれる質問に、1問ずつ端的に答えるページを作ります。

作り方は3ステップです。

  • 質問を集める:お客様から実際に聞かれた質問・商談で毎回説明していること・電話での問い合わせ内容。10個は集まるはずです。
  • 1問ずつ、結論から答える:冒頭で「◯◯は△△です」と答えを言い切り、そのあとに理由と具体例。この順番が、AIがいちばん引用しやすい形です。
  • ページに載せる:よくある質問ページにまとめるか、大きな質問は1記事として書く。どちらでも効きます。

私たちのサイトがChatGPTの回答やAIの要約に引用されたのも、まさにこの型のページでした。難しい理屈より、「聞かれたことに、先に答える」。これだけです。

手順5|自社にしかない情報を出す(信頼される理由を作る)

AIがあなたを引用する最大の理由は、「その情報が、そこにしかない」ことです。よそのまとめ記事の寄せ集めには、引用する理由がありません。

自社にしかない情報は、どんな会社にも必ずあります。

  • 自分で計測した数字(施策の前後でどう変わったか)
  • お客様の事例と、そこから学んだこと
  • うまくいかなかった話と、その原因
  • 日々の仕事でしか分からない、現場の判断基準

私たちも、自社サービスの検索データを毎月そのまま公開しています(実測はSEO対策の記事に掲載)。きれいな成功談より、数字と失敗込みの正直な記録のほうが、AIにも読者にも信頼されます。

7つの手順のうち、あなたの会社はどこから手をつけるべきか。無料で整理します。

手順6|機械が読み取りやすい形に整える(唯一の技術パート)

7つの中で唯一、少し技術的な手順です。自信がなければ、Web担当者や制作会社に「この3つをお願いしたい」と伝えるだけで大丈夫です。

  • 構造化データを入れる:よくある質問には質問と答えの印を、会社情報には会社の印を付ける。ページの内容を機械に伝える裏側の記述です。
  • 見出しの階層を整理する:大見出し・中見出しの順序が正しいだけで、AIの読み取り精度が上がります。
  • AI向けの案内ファイルを置く:サイトの概要とページ一覧をAI向けにまとめたファイル(llms.txtと呼ばれます)を置く方法もあります。私たちも自社サイトに設置しています。

※構造化データ=ページの内容(これは質問と答え、これは会社情報、など)を機械に伝えるための裏側の記述。読者からは見えませんが、検索エンジンやAIの理解を助けます。

手順7|続ける仕組みを作り、月に一度だけ測る

LLMO対策は、一度やって終わりではありません。ただし毎日張り付く必要もありません。月に一度、30分で十分です。

毎月見るのは2つだけです。

  • AIに引用された数:自社ページがAIの回答にどれだけ使われたか(専門の計測サービスで確認できます。当社の無料診断でもお調べします)
  • 手順1と同じ質問への、AIの答えの変化:自社が出るようになったか。情報は正しくなったか。

そして月に数本でいいので、手順4の「質問に答えるページ」を増やし続ける。効果が出るまでの目安は、内容の充実から数週間〜数か月。AIの仕組みは頻繁に変わるので一喜一憂せず、この積み上げを続けた会社が残ります。

中小企業のためのLLMO対策チェックリスト10項目

ここまでの手順を、確認できる形にまとめます。7個以上できていれば、かなり進んでいる会社です。

# チェック項目
1 AIに自社名を聞いて、答えを記録した
2 各ページのタイトルに地域・サービス・会社名が入っている
3 スマホで見やすいサイトになっている
4 「誰が・どこで・何をしている会社か」をどこかで言い切っている
5 社名・住所・電話番号の表記がサイト・SNS・地図で一致している
6 お客様の質問に1問1答で答えるページがある
7 質問への答えが「結論→理由→具体例」の順になっている
8 自分で計測した数字や自社の事例を公開している
9 よくある質問に構造化データが入っている
10 月に一度、AIの答えと引用数を確認している

やってはいけないLLMO対策

急がば回れの分野なので、逆効果になる行動も正直にお伝えします。

  • AIだけに向けた小細工:人間には見えない文章を隠して埋め込む、AIに命令する文をページに仕込む、といった手法が出回っていますが、発覚すれば信頼を失うだけです。
  • 実績や数字の誇張:AIは複数の情報源を突き合わせます。事実と食い違う情報は、引用されないどころか、会社の情報全体の信頼を下げます。
  • 「AIへの掲載保証」への丸投げ:AIの回答は誰にも保証できません。保証をうたう業者に高額を払うくらいなら、この記事の手順4と5に時間を使うほうが確実です。

結局、LLMO対策の本質は正直で分かりやすい情報発信です。裏ワザを探し始めたら、道を外れているサインだと思ってください。

チェックリスト10項目のうち、いくつできているか。無料で洗い出します。

よくある質問(LLMO対策のやり方)

Q. LLMO対策は自分でできますか?外注が必要ですか? A. 7つの手順のうち6つは自分でできます。技術が要るのは手順6(構造化データなど)だけで、そこも制作会社に3点を依頼すれば済みます。まず自分で始めて、手が回らない部分だけ外注するのが現実的です。

Q. 何から始めればいいですか? A. 手順1の「AIに自社のことを聞く」からです。5分でできて、費用もかかりません。現状が分かると、残りの手順のどこが弱いかも見えてきます。

Q. 効果が出るまで、どれくらいかかりますか? A. 内容の充実から引用まで、早くて数週間、安定するには数か月単位です。AIの仕組みは頻繁に変わるため断言はできません。「必ず◯か月で載せます」と約束する業者のほうが心配です。

Q. 費用はどれくらいかかりますか? A. 自分でやる範囲は費用ゼロです。外注する場合、LLMO単体の相場はまだ固まっておらず、SEO対策の運用(一般的に月10万〜30万円ほど)に組み込む形が主流です。詳しくはSEO対策の費用相場の記事をどうぞ。

Q. SEO対策とLLMO対策は、同時にやるべきですか? A. はい。土台が共通なので、分ける意味がほとんどありません。手順2がSEO対策そのもので、手順3以降はSEO対策にもそのまま効きます。

Q. 記事は何本くらい必要ですか? A. 決まった本数はありません。まず、お客様から実際に聞かれた質問10個に答えるところから。私たちの実測では、開始3か月・数十本の段階でAIへの引用が確認できました。

Q. ChatGPTに自社が出てきません。なぜですか? A. AIが参照できる場所に「引用しやすい情報」がまだ無いからです。手順3(言い切る会社情報)と手順4(1問1答)を進めると、引用される材料がそろい始めます。

Q. AIが自社について間違った情報を答えます。直せますか? A. 直接は書き換えられませんが、公式サイトの情報を正しく整理し、古い情報を更新することで、正しい情報が使われやすくなります。間違いの放置がいちばん危険です。

Q. どんなページがAIに引用されやすいですか? A. 質問に冒頭で端的に答えているページと、そこにしかない実測・事例があるページです。私たちが引用されたのも、お客様の疑問に1問1答で答えた記事でした。

Q. 毎月の運用では、何をすればいいですか? A. 月に一度、AIへの引用数と「AIに自社を聞いた答え」を確認し、質問に答えるページを数本増やす。この繰り返しです。1回30分の確認と、無理のない本数の積み上げで十分です。

Q. 小さな会社や地域のお店にも、LLMO対策は必要ですか? A. お客様が調べものをする業種なら、規模に関係なく効きます。地域のお店なら、まずMEO対策SEO対策の基本を整えたうえで、この記事の手順4から始めるのがおすすめです。

Q. 業者に頼む場合、何を確認すればいいですか? A. 「毎月、具体的に何をするか」と「掲載の保証はできないと正直に言うか」の2点です。作業内容を明示し、保証はしないと言い切る会社のほうが信頼できます。

まとめ:LLMO対策のやり方は「正直な情報発信」を仕組みにすること

  • LLMO対策は、見つけられる・理解できる・信頼できるの3つの土台を、7つの手順で順番に作る取り組みです。
  • 主役は手順4と5。お客様の質問への1問1答と、自社にしかない情報。私たちがAIに引用されたのもこの2つでした。
  • 技術が要るのは構造化データまわりだけ。あとは今日から、費用ゼロで始められます。
  • 月に一度の確認と、無理のない積み上げ。裏ワザではなく、続けた会社が勝つ分野です。

LLMOの基本概念や、なぜ今注目されているのかは、LLMOとは?の記事にまとめています。まずは手順1、AIにあなたの会社のことを聞いてみてください。その答えが、今のあなたの現在地です。

LLMO対策、まずは現在地の確認から。AIがあなたの会社をどう扱っているかをお調べし、次の一手を一緒に考えます。

用語のかんたん解説

  • LLMO(エルエルエムオー):ChatGPTのようなAIや、検索結果の上に出るAIの回答に、自分の会社の情報を載せてもらうための取り組み。
  • AI検索:AIに直接聞く調べものと、検索結果の上に出るAIの要約をまとめた呼び方。
  • SEO対策:GoogleやYahoo!の検索結果で、広告費をかけずに自分のサイトを上のほうに表示させる取り組み。LLMO対策の土台。
  • 構造化データ:ページの内容を機械に伝えるための裏側の記述。よくある質問や会社情報に付けると、AIの理解を助ける。
  • 一次情報:実際に体験した人にしか書けない情報。自分で計測した数字や自社の事例など。AIに引用される最大の理由になる。
  • llms.txt:サイトの概要とページ一覧をAI向けにまとめた案内ファイル。サイトの入り口に置く。

著者

鎌田 大輝(かまだ だいき) 合同会社SuzuLabo 代表。フリーランスとして約5年間、上場企業を含む全国のクライアントのWebマーケティングを支援(制作したSEO記事は1,000本超。クラウドソーシング大手では4年連続の上位ランサー認定、評価は満足449件・残念0件)。その後、地元・北海道札幌の企業を支援することを目的に会社を設立。ローカルビジネス・中小企業のホームページやWebからの集客・問い合わせ獲得を支援している。「SEOは魔法ではなく、良い事業を正しく伝えること」を信条に、数字を隠さず、結果が出るまで伴走する。

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