LLMO対策会社の選び方。7つの基準と費用、契約前に聞くべき質問

「LLMO対策 会社」「AI検索対策 会社」と検索しているということは、自社でやるべきか、プロに任せるべきか、そろそろ判断したい段階だと思います。ただ、この分野はまだ新しく、会社ごとの実力差も、料金の妥当性も、外から見分けにくいのが実情です。
この記事は、その見分け方をお渡しするためのものです。LLMO対策会社が実際にやってくれること、選び方の7つの基準、費用の相場、そして契約前にそのまま使える質問リストまで、業界の内側から正直にまとめました。
書いているのは、札幌で中小企業のWeb集客を支援している合同会社SuzuLaboの鎌田です。私たち自身がLLMO支援を行う立場なので、ポジショントークにならないよう、「私たちに頼まない場合でも損しない基準」として書きます。
※LLMO(エルエルエムオー)=ChatGPTのようなAIや、検索結果の上に出るAIの回答に、自分の会社の情報を載せてもらうための取り組みのこと。
この記事の結論を先に:
- 良いLLMO対策会社の最大の見分け方は、逆説的ですが「AIへの掲載を保証しない」会社です。保証を売り文句にする会社ほど危険です。
- LLMOはSEO対策の土台の上に成り立つため、LLMO専業よりも、土台から一体で見られる会社を選ぶほうが結果につながります。
- 費用はSEO対策の運用(月10万〜30万円ほど)に組み込む形が主流。「LLMO単体で高額」の契約は、中身をよく確認してください。
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LLMO対策会社は、実際に何をしてくれるのか
先に実態からお話しします。「LLMO専用の魔法」は存在しません。まっとうな会社がやってくれるのは、次の4種類の地道な作業です。
- 現状診断:AIに自社がどう扱われているか、検索の土台がどれくらいあるかの調査
- 土台と情報の整備:会社・サービス情報を言い切る形に直す、サイト構造や構造化データを整える
- コンテンツづくり:お客様の質問に端的に答えるページ、自社にしかない情報の記事化
- 毎月の計測と改善:AIへの引用数・AI経由の訪問の確認と、次の一手の提案
お気づきのとおり、この中身はLLMO対策のやり方の記事で紹介した「自分でできる7つの手順」のプロ版です。つまり会社選びとは、この地道な作業を、誠実に・継続的にやってくれる相手を探すことに他なりません。
LLMO対策会社の選び方。7つの基準
結論の7つを先に挙げます。この基準で見比べれば、大きく外しません。
- 「AIへの掲載保証」をうたわない:AIの回答は誰にもコントロールできません。正直な会社ほど「保証はできない」と明言します。
- SEO対策の土台とセットで見てくれる:検索で見つからないページはAIにも見つかりません。土台の診断を飛ばしてLLMOだけ売る会社は要注意です。
- 自社でも実践して、数字を見せている:自分の会社のサイトでAIへの引用を実証できているか。「お客様の実績」だけの会社より説得力が違います。
- 毎月の作業内容が具体的:「AI最適化一式」ではなく、「何のページを作り、何を直し、何を計測するか」を言えるか。
- 費用と内訳を先に見せる:相場と内訳を語れない会社は、比較の土俵に乗せなくて構いません。
- 効果の測り方を説明できる:AIへの引用数・AI経由の訪問数など、順位以外の物差しを持っているか。
- 呼び方で料金を増やさない:LLMO・AIO・GEOはほぼ同じ意味です。「GEO対策は別契約」のような提案は、その時点で候補から外してください。
※AI検索=ChatGPTなどのAIに聞く調べものと、検索結果の上に出るAIの要約をまとめた呼び方。
費用の相場。LLMO対策はいくらで頼めるのか
LLMO対策の料金は、まだ相場が固まりきっていません。現時点の実態は次のとおりです。
| 頼み方 | 一般的な相場の目安 |
|---|---|
| SEO対策の運用に組み込む形(主流) | 月10万〜30万円ほど(SEO対策込み) |
| LLMO観点の診断・改善だけ(1回) | 数万〜数十万円 |
| LLMO単体の月額契約 | 会社差が大きい(要・中身の確認) |
見るべきポイントは2つです。第一に、主流は「SEO対策の運用にLLMOの観点を組み込む」形だということ。土台と上物は同じ資産を育てる作業なので、分けて契約する必然性がほとんどありません(SEO対策側の費用感は費用相場の記事にまとめています)。
第二に、「LLMO単体で月額数十万円」の契約は、作業の中身を必ず確認すること。新しい言葉には、実態の薄い高額商品がまぎれ込みやすいのが常です。前の章の基準4(作業が具体的か)で見極めてください。
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依頼の流れ。契約から成果までの5ステップ
まっとうな会社に頼んだ場合、進行はおおむねこの5段階です。全体像を知っておくと、提案の妥当性も判断できます。
- ステップ1|現状診断(〜1か月目):AIでの見え方・検索の土台・競合の状況を調査。ここで「何が足りないか」が数字で見えます。
- ステップ2|方針の合意:どの質問・どの情報で引用を狙うか、優先順位を決めます。
- ステップ3|土台の整備(1〜2か月目):会社情報の言い切り・構造化データ・サイトの基本改善。
- ステップ4|コンテンツの積み上げ(2か月目〜):質問に答えるページと、自社にしかない情報の記事化。ここが本体です。
- ステップ5|毎月の計測と改善:AIへの引用数・AI経由訪問を確認し、翌月のテーマを決める繰り返し。
引用の変化が見え始める目安は、内容の充実から数週間〜数か月。初回の契約は3〜6か月を目安にし、その時点の数字で継続を判断するのが現実的です。逆に「初月から成果が出ます」という提案は、期待値の設定がおかしいと考えてください。
契約前に聞くべき質問リスト(そのまま使えます)
商談で次の7つを聞いてください。答え方そのものが、会社の誠実さのテストになります。
- 「毎月、具体的にどんな作業をしてくれますか?」(→ 具体的に答えられない会社はNG)
- 「AIの回答への掲載は保証されますか?」(→ 「保証できません」と答える会社が正解。「できます」は危険信号)
- 「効果は何の数字で確認できますか?」(→ 引用数・AI経由訪問など複数の物差しが出てくるか)
- 「うちのSEO対策の土台は、今どういう状態ですか?」(→ 診断なしに即答する会社は、見ていない証拠)
- 「御社自身のサイトは、AIに引用されていますか?」(→ 自社実践の有無が一発で分かります)
- 「最低契約期間と、解約の条件を教えてください」(→ 長期縛り+高額違約金の組み合わせは慎重に)
- 「LLMOとGEOとAIOで、契約や料金は分かれますか?」(→ 「分かれます」と言われたら候補から外す)
このリストは印刷して商談に持ち込んでいただいて構いません。私たちに同じ質問をぶつけていただいても、もちろん大丈夫です。
この質問リスト、私たちにもそのままぶつけてください。答え方で比べていただいて構いません。
こんなLLMO対策会社は避ける。5つの危険サイン
逆に、次のサインが1つでもあれば、契約を急がないでください。
- 「AIに必ず載せます」「掲載保証」をうたう(コントロールできないものを保証する時点で不誠実です)
- LLMO・GEO・AIOを別サービスとして料金を積み増す(中身はほぼ同じです)
- 「AIにだけ見える特殊な記述」など裏ワザを提案する(発覚すれば信頼を失うだけで、資産になりません)
- 実績や自社の数字を一切見せない(新分野だからこそ、自社実践が最低限の証明です)
- 診断なしで、いきなり高額の年間契約を迫る(現状を見ずに提案できる施策は存在しません)
共通点は、新しい言葉の分かりにくさを、売る側の武器にしていることです。この記事の基準と質問リストがあれば、その武器は無効化できます。
札幌でLLMO対策を頼むなら(私たちの立ち位置)
最後に、手前味噌を承知で私たちの話を少しだけ。
私たちSuzuLaboは札幌を拠点に、SEO対策とLLMOを分けずに「見つけてもらう設計」として一体で支援しています。自分たちのサイトでも同じ手順を実践し、ChatGPTの回答やAIの要約に引用され始めた実測を公開しています。そして、この記事の基準どおり、AIへの掲載保証はしません。できないことをできると言わないのが、私たちの営業方針です。
料金は一律のプランを作らず、無料診断で「土台がどこまでできているか・何が足りないか」を確認してから、必要な分だけお見積もりします。札幌の会社さまはもちろん、オンラインで全国に対応しています。
よくある質問(LLMO対策会社の選び方)
Q. LLMO対策を会社に頼むと、月額いくらかかりますか? A. SEO対策の運用に組み込む形が主流で、月10万〜30万円ほどが一般的です。LLMO観点の診断だけなら数万〜数十万円(1回)。LLMO単体の高額月額契約は、作業内容を確認してから判断してください。
Q. LLMO専業の会社と、SEO会社。どちらに頼むべきですか? A. 土台のSEO対策から一体で見られる会社をおすすめします。LLMOはSEO対策の土台の上に成り立つため、専業かどうかより「土台の診断から始めるか」で選んでください。
Q. AIへの掲載を保証してくれる会社はありますか? A. 保証は誰にもできません。AIの回答はAIを提供する会社の仕組みで決まるからです。「保証します」という会社は、その時点で誠実さに疑問符が付きます。
Q. 効果はいつから出ますか? A. 内容の充実から数週間〜数か月で、AIへの引用に変化が見え始めるのが目安です。初回契約は3〜6か月で区切り、数字で継続を判断するのが現実的です。
Q. 依頼する前に、自社で準備しておくことはありますか? A. ChatGPTなどに自社名を聞いて、答えを記録しておいてください。現在地が分かり、会社の提案の妥当性も判断しやすくなります。あわせて自分でできる7つの手順に目を通しておくと、商談で作業内容の具体性を見抜けます。
Q. 小さな会社や個人事業でも頼めますか? A. 頼めます。ただ、予算が限られるなら、まず無料でできる範囲(会社情報の言い切り・質問に答えるページ)を自分で進め、技術的な部分だけ外注する形が費用対効果に優れます。
Q. 自分でやるのと比べて、会社に頼む利点は何ですか? A. 診断の精度と、継続の仕組みです。作業自体は自分でもできますが、「何から直すと効果が出るか」の優先順位づけと、毎月の計測・改善を回し続ける部分にプロの価値があります。
Q. 解約のタイミングは、どう判断すればいいですか? A. 契約時に決めた物差し(引用数・AI経由訪問・問い合わせ)が、3〜6か月たっても動かない場合が見直しの目安です。数字を出さずに「もう少し続けましょう」だけを繰り返す会社なら、解約を検討してください。
Q. 複数の会社を比較するとき、何を並べればいいですか? A. 金額ではなく、「毎月の作業内容」「効果の測り方」「保証への答え方」「自社実践の有無」の4点を並べてください。この記事の質問リストを全社に同じようにぶつけると、差がはっきり見えます。
Q. 地方の会社ですが、都市部の会社に頼めますか? A. 頼めます。LLMO対策の作業はオンラインで完結するため、地域の制約はほぼありません。むしろ地域より、この記事の7つの基準で選ぶことをおすすめします。
Q. 営業電話で「AI検索に載らないと損をする」と言われました。本当ですか? A. 方向性としてAI検索対策が大事になるのは事実ですが、不安をあおって即決を迫る営業とは分けて考えてください。急かされたら、この記事の質問リストをぶつけて、答えの誠実さで判断を。
Q. LLMO対策とあわせて、他に何をすべきですか? A. 土台のSEO対策(→自分でできる7つ)と、地域のお店ならGoogleマップ対策です。AI検索だけを切り出すより、見つけてもらう経路全体を整えるほうが、結果的にAIへの引用も早まります。
まとめ:LLMO対策会社は「保証しない誠実さ」で選ぶ
- 最大の見分け方は、「AIへの掲載は保証できない」と正直に言う会社を選ぶこと。保証を売る会社ほど危険です。
- LLMOはSEO対策の土台の上に成り立ちます。土台の診断から始める会社を選んでください。
- 費用はSEO対策の運用に組み込む形(月10万〜30万円ほど)が主流。呼び方別の料金積み増しには乗らないこと。
- 商談では7つの質問リストをそのまま使ってください。答え方が、何よりの判断材料になります。
私たちSuzuLaboも、この記事の基準で比較される覚悟で書きました。まずは現在地を知るところからで構いません。無料診断で、あなたの会社がAIにどう扱われているかをお調べします。
LLMO対策の依頼先選び、まずは現在地の無料診断から。土台の状態と必要な打ち手を正直にお伝えします。
用語のかんたん解説
- LLMO(エルエルエムオー):ChatGPTのようなAIや、検索結果の上に出るAIの回答に、自分の会社の情報を載せてもらうための取り組み。AIO・GEOもほぼ同じ意味。
- AI検索:AIに直接聞く調べものと、検索結果の上に出るAIの要約をまとめた呼び方。
- SEO対策:GoogleやYahoo!の検索結果で、広告費をかけずに自分のサイトを上のほうに表示させる取り組み。LLMOの土台。
- 現状診断:AIでの見え方・検索の土台・競合の状況を調べる、依頼の最初のステップ。
- 引用数:自社のページがAIの回答に使われた回数。LLMO対策の主要な物差し。
著者
鎌田 大輝(かまだ だいき) 合同会社SuzuLabo 代表。フリーランスとして約5年間、上場企業を含む全国のクライアントのWebマーケティングを支援(クラウドソーシング大手では4年連続の上位ランサー認定、評価は満足449件・残念0件)。その後、地元・北海道札幌の企業を支援することを目的に会社を設立。ローカルビジネス・中小企業のホームページやWebからの集客・問い合わせ獲得を支援している。「SEOは魔法ではなく、良い事業を正しく伝えること」を信条に、数字を隠さず、結果が出るまで伴走する。

