MEO対策の料金は成果報酬と月額どちらが安い?費用を総額で比べる方法と、契約前に確認する10項目

「月5万円の運用代行」と「3位以内に入った日だけ日額2,000円」。MEO対策(※Googleマップなどの地図検索で、お店や会社を見つけてもらいやすくする取り組み)の営業を受けたとき、どちらが得か、そもそも払う必要があるのか、すぐに答えられる方は多くありません。
答えにくいのには理由があります。MEO対策の費用は、自社で管理するのか、ツールを使うのか、投稿や返信まで代行してもらうのか、順位に応じて払うのかという「方式」によって、金額の意味がまったく変わるからです。月額の数字だけを並べて比べても、正しい判断はできません。
この記事では、費用の目安を方式別に示したうえで、契約総額の計算方法と、契約前に確認したい10項目を解説します。届いた提案書やお見積もりを手元に置いて、照らし合わせながら読み進めてください。
MEO対策の費用相場(方式別・2026年7月調査)
料金を公式サイトで公開しているMEO対策6サービスを、弊社が2026年7月20日に確認したところ、方式別の幅は次のとおりでした。
| 料金方式 | 公開されていた料金の幅 |
|---|---|
| ツール利用(計測・管理を効率化) | 月5,500円〜3.85万円 |
| 月額の運用代行(投稿・返信まで任せる) | 月3.85万〜7.7万円 |
| 成果報酬(指定順位に入った日だけ課金) | 1日あたり550円〜2,500円 |
| 初期費用・契約期間 | 初期0〜5.5万円前後、最低3〜12か月の幅 |

税込・税別の表記は各社で異なるため、金額はおおよその幅として見てください。なお、この記事は特定サービスの優劣を評価しない方針のため、社名ではなく方式で整理しています。
同じ「成果報酬」という名前でも、中身は同じではありませんでした。対象キーワードのうち1つでも3位以内に入った日に課金するもの、キーワードごとに1日単位で課金するもの、そして月額の課金上限を明記していたのは、今回確認した中では1サービスだけです。「成果」が何を指すのか、1日に何回数えるのか。どれも契約書の最初のページで確かめたい条件です。
Googleビジネスプロフィール自体は無料で使える
前提として、Googleビジネスプロフィール(※Googleの検索やマップにお店の情報を表示するための、無料の管理サービス)の登録と管理に、Googleへ払う料金はかかりません。Googleは、プロフィールの追加や申請は無料と案内しています。また「Googleがプロフィールの管理のために料金の支払いを求めることはない」として、管理費を装った勧誘への注意も呼びかけています。
つまり、MEO会社やツールに払うお金の中身は、初期設定・投稿・写真・クチコミ返信・順位計測・分析といった作業の代行や支援への対価です。Googleへの掲載料は1円も含まれていません。
外注費がゼロでも、運用コストがゼロになるわけではありません。自社で行う場合も、営業時間や写真の更新、クチコミの確認と返信、数字の確認には担当者の時間がかかります。外注の見積もりと比べるときは、この社内の時間も片方の天秤に載せてください。
そもそも地図にどう表示されるのか、掲載の条件は何かという仕組みの部分は、MEO対策とは何かで詳しく解説しています。
MEO対策の4つの料金方式と、向いている状況
自社運用:外注費ゼロ、社内の時間で進める
店舗情報が少なく、営業時間や写真を社内ですぐ更新できるなら、自社運用から始められます。担当者と代理の担当を決め、更新・返信・計測にかかる時間を社内コストとして見積もっておくと、後で外注と比較しやすくなります。最初に整える項目の具体的な手順は、札幌のMEO対策ガイドにまとめています。
ツール利用:作業は自社、計測と管理を効率化
複数のキーワードや店舗の順位、競合の状況をまとめて見たい場合に向きます。ツールが出す順位や点数をそのまま成果と考えず、どの地点で計測した順位なのか、解約後にデータを持ち出せるのかを確認してください。
月額の運用代行:毎月の作業範囲を固定で任せる
投稿、写真、クチコミ返信、情報修正、レポートまで継続して任せる方式です。固定月額でも、投稿数や返信数、相談回数には上限があるのが普通です。あわせて「作業が少ない月に何をしてもらえるのか」も決めておくと、払い続ける理由を確認できます。
成果報酬:指定順位に入った日だけ払う
初期の固定費を抑えられる一方、日額の積み上がり方に注意が必要です。たとえば日額2,500円で月25日達成すると、その月は約6.3万円。固定の運用代行より高くなることもあります(この計算は説明用の例で、実際の課金条件は契約ごとに異なります)。
成果報酬で定義された「成果」は、来店や売上ではなく、特定の条件で計測した順位であるのが一般的です。3位以内の日が増えても、電話や予約が増えるとは限りません。順位とお店の成果は、分けて測る必要があります。
契約総額を同じ式で計算する
方式が違う提案を比べるときは、月額のままでは並べられないため、契約期間全体の総額に直します。
契約総額 = 初期費用 + 固定月額×最低契約期間(成果報酬なら 日額×対象キーワード数×想定達成日数) + オプション + 社内の時間
たとえば初期5万円・月5万円・最低6か月の運用代行なら、公開料金だけの単純計算で35万円です。成果報酬は達成日数の想定によって総額が大きく変わるため、少なめ・多めの2パターンで計算しておくと、月額型と比べやすくなります。キャンペーンで最初の数か月が無料でも、その後の契約がいつまで続くのかまで読んでください。
契約前に確認したい10項目
見積もりや契約書を受け取ったら、次の10項目を確認します。
- 対象になる店舗・プロフィールと、オーナー確認の状態(Googleにお店の持ち主として認証済みか)
- 初期作業の範囲(情報の整備、写真、重複した登録の解消、計測の設定)
- 毎月の作業(投稿・返信・修正・会議の回数と担当)
- 対策キーワードは誰が決め、実際の商圏・サービスと合っているか
- 順位の計測方法(検索かマップか、どの地点・端末・時間か)
- 成果報酬の課金条件(何位以内・何キーワード・重複課金・月額上限)
- 順位以外の成果(電話・経路案内・予約・来店)をどう確認するか
- 契約条件(初期費用・税区分・最低期間・自動更新・解約・違約金)
- アカウントの権限(自社がメインのオーナーか。パスワード共有を求められないか)
- 解約時のデータと権限の引き渡し方法
10項目すべてに答えられる会社なら、方式がどれであっても検討の土台に乗ります。逆に、料金と順位実績の話だけで契約を急がせる提案は、いったん持ち帰ることをおすすめします。
どの方式でも、オーナー権限は自社で持つ
費用の交渉がまとまっても、権限の取り決めが曖昧なままなら、契約はまだ早い段階です。Googleのサードパーティポリシーも、支援会社が作成したプロフィールのオーナー権限をビジネスオーナーへ譲渡し、事業者が常にオーナー権限(または共同オーナー権限)を保持している状態を求めています。契約中も次の状態を保ってください。
- 自社のGoogleアカウントがメインのオーナーである
- 外部会社は、必要な役割で個別に招待する(自社のパスワードは共有しない)
- 担当者の退職時や解約後に、自社の操作で権限を変更・削除できる
新しくプロフィールを作るところから任せる場合も、どのアカウントで作成し、誰がメインのオーナーになるのかを最初に決めます。
クチコミ支援は、料金より先に「方法」を確認する
「クチコミ促進」が料金に含まれる場合は、具体的なやり方を必ず確認してください。Googleマップのポリシーでは、割引などの見返りと引き換えに投稿を求めること、良い評価だけを選んで依頼すること、その場での投稿を強要することなどが禁止されています。
ルールに沿った支援とは、来店したお客様全体に中立的に案内し、書く内容や評価を指定せず、否定的な意見も妨げない方法です。ポリシー違反のやり方は、短期的にクチコミが増えても、プロフィールの停止など事業への損害につながりかねません。安さの理由が「やり方の危うさ」であるケースは、費用の話以前の問題です。
費用対効果は、来店・問い合わせで測る
払えば上がる、という仕組みではありません。Googleはローカル検索の表示について、主に関連性・距離・知名度の組み合わせで決まると説明しており、料金を払ったことや投稿の回数だけで上位表示が保証されるわけではありません。
だからこそ、支払いに見合っているかは順位だけでなく、次の順で確認します。
- どんな検索で見つかったか
- 経路案内・電話・サイト閲覧・予約などの行動
- 実際の来店・有効な問い合わせ
- 成約・再来店・売上
順位は途中経過を示す参考指標として使い、最後は自社の予約記録や電話メモ、売上と突き合わせて判断してください。
弊社はMEO単体の固定料金を出していない
MEO対策だけを切り出した固定料金プランを、弊社は用意していません。プロフィールだけを整えても、リンク先のホームページや問い合わせ導線、計測に問題が残っていれば、来店や相談は増えないからです。相談をいただいた場合は、公開されている情報からプロフィールとホームページを確認し、自社で直せる範囲、ツールで足りる範囲、支援が必要な範囲を分けて整理します。
そのうえで弊社に依頼いただく場合も、この記事の10項目は他の候補会社と同じ条件で確認してください。どの会社を選ぶとしても、権限を自社で持ち、順位ではなく来店で判断する。この2つを守れば、MEO対策の費用で大きく損をするリスクはかなり減らせます。 地図と検索をあわせた支援の範囲はMEO対策の支援内容をご覧ください。
MEO対策の費用についてよくある質問
MEO対策の費用はいくらですか?
一律の相場はありません。2026年7月に確認した6サービスの公開料金では、ツールが月5,500円〜3.85万円、運用代行が月3.85万〜7.7万円、成果報酬が日額550円〜2,500円でした。作業範囲と課金条件が違うため、契約総額に直して比較してください。
Googleビジネスプロフィールの利用にお金はかかりますか?
かかりません。登録も管理も無料で、外部会社へ払う費用はGoogleの掲載料ではなく、設定・運用・計測などの支援に対するものです。「Googleへの登録料」という説明を受けたら、その時点で契約を見送ることをおすすめします。
月額型と成果報酬型はどちらが安いですか?
条件をそろえないと判断できません。月額型は初期費用と最低契約期間を含めた総額、成果報酬型は日額×対象キーワード数×想定達成日数で計算します。成果報酬は達成日数しだいで月額型より高くなることもあります。
MEO対策は自社でもできますか?
できます。営業時間や写真の更新、投稿、クチコミ返信は無料の管理画面から自社で行えます。ただし担当者の時間は必要です。外注費と社内の時間を比べて、任せる範囲を決めてください。
MEO会社に頼むとき、アカウントの権限はどうすべきですか?
自社のGoogleアカウントをメインのオーナーとして維持し、外部会社は必要な役割で個別に招待します。パスワードは共有しません。解約後に権限とデータを引き渡してもらえるかどうかも、契約前に決めておく項目です。
MEO対策の効果はどれくらいで出ますか?
効果が出るまでの期間は、競合、地域、プロフィールとホームページの状態で変わるため、一概には言えません。固定の期間を保証のように示す説明より、いつ・どの数字(順位、行動、来店)で継続を判断するかを先に決める提案を選んでください。
まとめ:「安い方式」は、総額に直すまで分からない
MEO対策の費用は、自社運用、ツール、運用代行、成果報酬という方式によって、金額の意味が変わります。課金の数え方と作業範囲を読み、契約期間全体の総額に直してから、月額の安さを評価してください。
どの方式を選んでも、プロフィールのオーナー権限は自社で持つこと。効果は電話・予約・来店・売上で確認すること。後悔のもとになる条件は、どれも契約前の提案書に書いてあります。10項目を当てて、書いていない項目こそ質問してください。
参考にした公式情報
- Google ビジネスプロフィールを追加または申請する
- Google ビジネスプロフィールを保護する
- ビジネスプロフィールのオーナーと管理者を管理する
- ビジネスプロフィールのサードパーティポリシー
- Googleマップの禁止および制限されているコンテンツ
- Google ローカル検索結果のランキングを改善する方法
この記事の調査について
料金の目安は、2026年7月20日に、料金を公式サイトで公開しているMEO対策6サービスのプランを弊社が確認して整理したものです。特定サービスの優劣を評価しない方針のため、社名と個別プランは記載していません。税込・税別の表記も各社で異なります。料金・キャンペーン・契約条件は変更されることがあるため、依頼時は必ず各社の最新の見積書と契約書で確認してください。
