ホームページ制作の費用はいくら?自作・制作会社・EC・採用サイトの公開料金例と、予算・見積書の考え方を解説

ホームページ制作の費用はいくら?自作・制作会社・EC・採用サイトの公開料金例と、予算・見積書の考え方を解説

ホームページ制作の費用は、「何ページあるか」だけでは決まりません。自社で制作ツールを操作するのか、テンプレート型の制作を依頼するのか、企画・取材・撮影・原稿・オリジナルデザインまで任せるのか、予約や販売などの機能を持たせるのかで、購入する内容そのものが変わります。

2026年7月20日に、自社制作ツール2サービスと、テンプレート型・オリジナル・EC・採用サイトの制作4社の公式料金ページを確認したところ、公開例には次のような違いがありました。

  • 自社制作ツール:無料から月額7千円台まで
  • テンプレート型の5ページ制作:初期50万円+月額1万円(税別)
  • オリジナルの企業サイト制作:150万円から
  • ECサイト:初期0円+月額2万円から、または初期30万〜150万円+月額5万〜10万円から
  • 採用サイトのパッケージ:初期120万円+月額1万円から(税別)

これは条件の異なる公式公開料金例で、市場全体の平均ではありません。だから金額の一覧だけを眺めても、自社の場合の答えは出ません。この記事では、公開例の読み方、予算の組み方、見積書で確認する項目までを順に解説します。初めて依頼する方が、複数の会社の見積書をきちんと並べて比べられる状態をゴールにします。

目次

ホームページ制作の費用|方式別の公式公開料金例

次の表は、2026年7月20日に各社・各サービスの公式ページで確認できた表示価格を、方式別に整理したものです。特定の会社をおすすめする目的ではないため、固有のサービス名は挙げず、公開例として引用します。

方式 公式公開料金例(2026年7月20日確認)
自社制作ツール 無料プランから月額数千円台、上位プランで月額7千円台(税込)まで。制作・更新の作業は自社で担当
テンプレート型の企業サイト 初期50万円+月額1万円(税別)で5ページ。文章・画像は原則として顧客側が用意
オリジナルの企業サイト 150万円〜、上位プランで250万円〜。企画・構成・デザインを含み、範囲はプランによる
ECサイト 初期0円+月2万円〜から、初期100万〜150万円+月10万円〜まで段階的。商品数・機能で変わる
採用サイトのパッケージ 初期120万円+月額1万円〜(税別)。原稿作成支援を含む例

同じ「ホームページ」でも、自社制作ツールの月額が安いのは、制作作業を自社で担う前提だからです。初期50万円のテンプレート型は5ページの制作を含みますが、文章と画像は顧客側が用意します。150万円以上の例は、企画・構成やオリジナル制作まで含みます。表示価格の差は、頼める仕事と責任範囲の差として読んでください。

「費用相場」を一つの金額で断定できない理由

公開料金を集めても、単純な平均は判断材料になりません。0円のツールプランと、取材・撮影・原稿・オリジナルデザインを含む制作を平均しても、同じ商品を比べていないからです。

費用が変わる主な要因は7つあります。目的(会社案内・問い合わせ・採用・予約・販売)、情報量、企画の深さ、コンテンツ(取材・原稿・写真を誰が用意するか)、デザイン(テンプレートか個別設計か)、機能(予約・決済・会員など)、そして公開後の保守・改善の範囲です。

だからこの記事では「全国平均は◯万円」とは書きません。公開例を起点に、自社が必要とする作業を足し引きして、同じ条件の見積もりへそろえる方法をお伝えします。

4つの頼み方と費用の考え方

自社制作ツール:利用料を抑え、制作と更新を自社で担う

会社情報が少なく、文章・写真・デザイン・公開後の更新を社内で担当できるなら、自社制作ツールは合理的です。ただし、無料・低額なのは担当者の作業が不要だからではありません。公開前に、独自ドメイン、問い合わせフォーム、広告表示、ページ数、データ出力、解約後の表示を確認し、担当者の作業時間も予算に入れてください。

テンプレート型制作:範囲を固定し、初期制作を依頼する

必要なページとデザインの型が決まっているため、オリジナル制作より費用と期間を抑えやすい方式です。「5ページ」の中に何を載せるか、原稿・写真・修正・公開作業を誰が担当するかで負担が変わります。

オリジナル制作:目的・情報・表現を会社に合わせて設計する

商品や採用の違いを伝えたい、複数の顧客層へ導線を分けたい場合は、企画・取材・構成・デザインの比重が上がります。見積書では、成果物だけでなく、調査・会議・原稿・撮影・確認・公開後の計測まで確認します。

EC・採用・予約サイト:業務と運用の設計まで含める

ECサイトには商品・在庫・決済・配送・顧客対応が、採用サイトには職種・募集要項・更新責任があります。画面を作る費用だけでなく、公開後に誰が商品・求人・顧客データを管理するかまで決めます。

制作費の内訳|見積書を7つに分解する

会社ごとに項目名が違っても、制作作業はおおむね次の7つに整理できます。

費用項目 確認する内容(カッコ内は追加費用になりやすい例)
調査・企画・進行 目的、顧客、競合、構成、会議、確認責任(追加会議・要件変更)
情報設計 ページ一覧、導線、URL、更新情報の設計(ページ・導線の追加)
原稿・写真・図版 取材、執筆、撮影、権利確認(取材人数・撮影日数・追加修正)
デザイン テンプレートか個別か、対象ページ、スマホ表示(案の追加・対象外ページ)
実装・機能 CMS、フォーム、予約、決済、外部連携(独自機能・データ移行・利用料)
公開・計測 サーバー、ドメイン、解析、リダイレクト(旧環境調査・メール移行)
保守・更新・改善 更新、バックアップ、障害対応、改善提案(時間超過・緊急対応)

「ホームページ制作一式」と書かれていたら、少なくともページ・原稿写真・デザイン・機能・公開・保守の6つに分けて確認してください。詳しい伝え方は見積もり依頼で伝える12項目にまとめています。

予算は「初年度総費用」で組む

初期費用だけを比べると月額型の負担を見落とし、月額だけを見ると原稿・撮影や社内作業が抜けます。まず次の式でそろえます。

初年度総費用 = 初期制作費 + ツール・サーバー・ドメイン + 原稿・写真 + 機能・移行 + 保守月額×12 + 社内工数

ホームページ制作の方式と初年度総費用を整理するシート
方式別に初年度総費用を書き出して比べるためのシートです。画像をタップすると拡大できます。

そのうえで、載せる内容を「公開時に必須」「公開後に追加」「今回は行わない」の3つに分けます。会社概要・サービス・問い合わせ・計測は公開時に必要でも、事例の大量登録や多言語化は第2段階に回せることが多いはずです。

予算別の目安は、金額より前提条件で読む

  • 10万円未満:自社制作ツールが中心。ただし文章・写真・構成・更新はすべて自社の仕事です。担当者を確保できないと、安くても「公開できない・更新されない」で止まります
  • 50万円前後:範囲を固定したテンプレート型の公開例がある帯。同じ金額でも、原稿・撮影・保守まで同じとは限りません
  • 100万〜150万円以上:採用サイト・EC・オリジナル制作の公開例が入る帯。同じ金額帯でも目的がまったく違います
  • 250万円以上:情報量・企画・機能・関係者が増える案件。金額の高低より、何が増えるのかを確認します

初期費用0円・月額制で確認すること

初期費用0円は、費用が存在しないという意味ではありません。月額に制作費を含む、作業範囲を限定する、長期利用を前提とするなど、仕組みはサービスごとに違います。たとえば月額16,280円なら、3年間の支払額は約59万円です。確認すべきは「0円」という表示ではなく、次の点です。

  • 最低利用期間と、期間中の総額
  • 途中解約、自動更新、違約金
  • 月額に含まれる修正・更新の回数
  • ドメイン、文章、写真、サイトデータの権利
  • 解約後も同じURLと内容を使えるか

月額制が不利とは限りません。初期負担を抑えて保守込みで運用したい会社には合います。判断基準は、契約期間全体の支払額と、終了後に手元へ残る資産・データです。

見積もりを比べる8つの質問

  1. 目的と成果:誰に何を伝え、問い合わせ・応募・購入の何を計測するか
  2. ページと情報:ページ一覧と、更新する情報の種類・件数
  3. 原稿・写真:誰が取材・執筆・撮影し、何回確認するか
  4. デザインと実装:テンプレートかオリジナルか、対象画面、修正回数
  5. 機能と外部費用:フォーム、予約、決済、ツール利用料
  6. 公開と移行:サーバー、ドメイン、旧URL、解析、動作確認
  7. 保守と更新:月額、対応範囲、バックアップ、改善
  8. 契約と権利:支払時期、納品物、権利、最低期間、データ引き渡し

8つ全部を聞くのが大変なら、まず1と3と8だけでも。複数社を比較するときは、同じ依頼文とページ一覧を渡して、各社の「含む・含まない・未確定」を並べてください。

弊社のホームページ制作は、固定料金より先に目的と範囲を確認する

弊社は、ホームページ制作の固定料金表を公開していません。会社案内だけでよいのか、検索からの問い合わせ・地域集客・採用・広告の受け皿まで必要かで、作るページと公開後の計測が変わるためです。相談時は、現在のサイトと公開情報を確認し、目的・必要なページ・原稿写真の担当・計測を整理します。既存ページを活かせる場合は、部分改修を候補に入れます。

札幌の制作会社の公開料金と比較方法は札幌のホームページ制作費用、見積もり依頼の具体的な伝え方は見積もり依頼で伝える12項目をご覧ください。弊社へご依頼いただく場合も、この記事と同じ条件で他社と比較していただいて構いません。 制作の進め方と対応範囲はホームページ制作・リニューアルの支援内容にまとめています。

ホームページ制作の費用についてよくある質問

ホームページ制作の費用はいくらですか?

一律の相場は断定できません。2026年7月に確認した公開例では、自社制作ツールは無料から月額7千円台、テンプレート型の5ページ企業サイトは初期50万円+月額1万円、オリジナル企業サイトは150万円から、採用サイトは初期120万円+月額1万円からでした。作業範囲が異なるため、初年度総費用で比較してください。

10万円以下で会社のホームページを作れますか?

自社制作ツールや小さな月額サービスなら選択肢があります。ただし、文章、写真、構成、デザイン、公開確認、更新を誰が担うかの確認が先です。利用料が安くても、社内工数を含む総費用は別物です。

初期費用と月額費用は、どう比べればよいですか?

初期制作費、ツール・サーバー、原稿・写真、機能、保守月額×12、社内工数を足して、まず初年度総費用を計算します。月額制は最低期間、自動更新、解約、終了後のURL・データの権利も確認します。

見積書の「ホームページ制作一式」は問題ですか?

一式表記のまま契約しないでください。ページ、原稿・写真、デザイン、機能、公開、保守の範囲に分けて確認すれば、複数社を比較できるようになります。

ホームページの保守費用には何が含まれますか?

契約ごとに異なります。サーバー・ドメイン、バックアップ、更新、障害対応、改善提案のうち、何を何回まで含むかを確認します。環境の維持だけなのか、内容の更新・集客改善まで含むのかは分けて読んでください。

自作と制作会社への依頼は、どちらが向いていますか?

情報が少なく、担当者が文章・写真・更新を続けられるなら自作が候補です。調査、情報整理、取材、原稿、デザイン、機能をまとめて進めたいなら外部支援が候補です。支払額だけでなく、社内の時間と公開後の運用責任で決めます。

まとめ:費用は、方式・担当・初年度総額で判断する

ホームページ制作の費用は、方式(自作・テンプレート・オリジナル・専門サイト)と、原稿・写真・保守を誰が担うかで決まります。公開料金は平均せず、対象ページ・成果物・契約条件ごとに読む。初期費用ではなく初年度総費用でそろえる。この2つを守れば、見積書は比べられるようになります。

予算が限られるときは、後から追加できるものを削り、問い合わせ・応募に必要な情報と、データ・権利・計測は残してください。ここを削ると、安く作れても成果の出ないサイトになります。

調査方法と更新日

  • 2026年7月20日に、自社制作ツール2サービス、テンプレート型・オリジナル・EC・採用サイト制作4社の公式料金ページを確認しました。特定サービスの推奨を目的としないため、固有名は挙げず、方式別の公開例として引用しています
  • 料金、税区分、プラン内容、契約条件は変更される場合があります。依頼時は各社の最新の公式ページ・見積書・契約書を確認してください
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この記事を書いた人

Web業界で7年以上、上場企業を含む全国のクライアントのWebマーケティングを支援。オンライン受発注サイトでは、449件すべてが「満足」評価(「残念」0件、2026年7月確認)。SEO・LLMO/AIO対策、ホームページ制作を通じて、中小企業のWeb集客と問い合わせ獲得を支援しています。

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