AIO対策とは?意味が2つある理由と、SEO会社に依頼すべきかの判断

最終更新:2026年11月7日
「AIO対策という言葉を最近見かけて調べてみたら、会社によって言っていることが違って、かえって分からなくなった」。このご相談が増えています。
無理もありません。AIOという言葉には、意味が2つあるからです。しかも、どちらの意味で使うかが会社や記事によってバラバラなまま、言葉だけが先に広がっています。
実際、「aio対策」という検索は1年で約5倍に増え、月間平均3,600回に達しました(2026年8月6日、Googleキーワードプランナーで弊社実測)。定義が追いつく前に、市場が立ち上がっている状態です。

どちらの意味で使われていても、土台になるのはSEO(※検索エンジン最適化。Googleなどで検索したときに自社のページが出やすいように整える取り組み)です。ただ、AIO対策はSEOと同じものではなく、その土台の上にAI向けの作業を足します。
Google検索のAIへの対策なら、SEOとまとめて同じ会社に頼むのが自然ですが、自社で進められる部分も少なくありません。
AIO対策を調べると混乱する、最大の理由
AIO対策とは、AIを使った検索や回答の中で、自社の情報が正しく扱われるように整える取り組みです。とはいえ、AIO(※エーアイオー。AI Optimization=AI最適化の略として使われる言葉)が指す範囲は使う人によって違い、大きく分けると2つあります。
| AIOの意味 | 指しているもの |
|---|---|
| AI最適化(広い意味) | ChatGPTやGoogleのAIなど、AIを使った検索・回答の全般に、自社の情報を正しく扱ってもらう取り組み全体 |
| AI Overviews対策(狭い意味) | Google検索の結果ページ上部に出る「AIによる概要」(英語名はAI Overviews)に、自社の情報が表示されることを狙う取り組み |

たとえば「AIO対策でChatGPTにも載ります」という説明は広い意味で、「AIO対策で検索結果のAI枠に出します」という説明は狭い意味で使っています。どちらも間違いではありません。言葉の指す範囲が違うだけです。
だから、AIO対策の説明や見積もりを見るときは、まず「この会社はどちらの意味で使っているか」を確かめてください。ここが揃っていないまま比較すると、違うものを並べて悩むことになります。
どちらの意味でも、SEOの土台の上にAI向けの作業を足します
Googleは公式ドキュメント「AI 機能とウェブサイト」で、2026年10月時点でもこう明言しています。「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」。そのうえで、SEOの基本のベストプラクティスが引き続き有効だと説明しています。
そのため、Google検索のAIへの表示を目指すなら、まず見直すのはSEOの基本です。自社の公開ページ、会社の基本情報、そこに書かれている内容の具体性は、SEOとAI検索の両方の土台になります。
一方で、Googleのこの説明はGoogle検索への表示についての話で、ChatGPTなどGoogle以外のAIは対象に入っていません。Google検索のAIであっても、どう表示されたかを確かめて記録するには、SEOの基本とは別の作業がいります。
やることを整理すると、次の4つです。はじめの3つはSEOと重なる部分が大きく、4つ目はSEOの上に足す作業です。
- 公式サイトの情報を正す:社名や所在地、サービス内容と料金の考え方など、AIが参照する一次情報を正確に保つ
- 検索に登録される状態を保つ:Google検索のAIに表示されるのは、検索に登録されたページです
- 自社にしか書けない具体的な内容を公開する:事例や自社で測った数字、現場での判断など、一般的な知識を超えた独自の内容は、Googleも勧めています
- 変化を記録する:AIでの言及と、そこからの訪問・問い合わせを別々に数え、効果を確認する
この4つは、弊社がLLMO(※大規模言語モデル最適化。ChatGPTなどのAIに自社情報を正しく扱ってもらう取り組み)の記事群でお伝えしてきた内容と同じです。具体的な進め方はLLMO対策のやり方7ステップに、そもそもの考え方はLLMOとはにまとめています。
3つ目の、自社にしか書けない内容の出し方はAI検索に引用される記事は何が違うのかで、4つ目の記録の仕方はAI検索の効果測定のやり方で詳しく取り上げています。
AIO・LLMO・SEOの関係を、1分で整理する
AIO、LLMO、GEO、AEO。分野が新しいぶん呼び方が乱立していますが、いずれもほぼ同じ領域を、発信者ごとに別の名前で呼んでいるだけです。統一された定義も、まだありません。
2026年5月15日には、Googleが生成AI検索向けの公式ガイドを公開しました。ガイドによると、AEOは「回答エンジン最適化」、GEOは「生成エンジン最適化」の略です。同じガイドは、Google検索の観点から見れば、生成AI検索向けの最適化も「SEO であることに変わりはありません」としています。
ただ、これはGoogle検索から見た説明です。SEOとAI検索対策は同じものではなく、SEOを土台にしてAI向けの作業を足す関係だと弊社は考えています。AI向けの作業を足すからといって、これまでのSEOの大事さは変わりません。検索への登録やサイトの整備のように、重なる作業もあります。
その上に足す、AI検索に特化した作業には、たとえば次のようなものがあります。SEOの契約があるなら、これらが入っているかを聞いてみてください。
- AIの答えに誤りや抜けを見つけたら、もとになった公式ページの説明を正す
- ChatGPTの検索から自社サイトが読めるようにしておく(巡回プログラムのOAI-SearchBotを拒否していないかを見て、拒否していれば外す)
- ChatGPTなどで自社がどう紹介されているかを調べ、記録に残す
- AIから来た訪問を、通常の検索とは別に数える
なお、検索結果にAIの回答が出る場面は増えています。割合の変化(2025年の半年で9%から32%へ)や、通常検索との使い分けの実態は、LLMOとSEOの違いで公開データをもとに解説しています。
それでも、土台のSEOを飛ばしてAI向けの作業だけを足すのでは、成果は見込みにくいと弊社は考えています。
2026年に変わった、AI検索の設定とルール
5月のガイドのほかにも、2026年はAI検索に関わるGoogleの発表が続きました。AIO対策でとくに押さえたいのは次の3つで、1つ目は自社サイトの設定、2つ目と3つ目は受け取った提案を見分けるときの注意点になります。
- AIの機能に自社サイトを含めるかを選べる:2026年8月31日からは、どのサイトでも、Googleの無料ツール「Search Console」で「含める」か「除外する」かを設定できます
- AIの回答を操作しようとする行為は、スパムに当たる:2026年5月15日、Googleのスパムの定義に「Google 検索の生成 AI 応答を操作する試み」が明記されました
- 外部ツールは、Googleの内部のデータを見られない:2026年6月5日の指針で、AEO・GEOをうたうツールも含め、内部の順位データにはアクセスできないと示されました
設定の対象になるのは、AIによる概要や、複雑な質問にAIがまとめて答えるAIモードなどです。既定は「含める」で、この設定そのものはほかの検索結果の順位や掲載の判断には使われません。
2026年10月時点の生成AI検索向けガイドは、AIの機能に表示される条件の1つに、この設定が「含める」であることを挙げています。誰かが「除外する」に変えていなければ、この条件は満たしています。管理を制作会社などに任せているなら、[設定]>[検索の生成 AI]の状態を聞いてみてください。
「Google検索のAI回答を操作して自社を出す」とうたう提案は、それ自体がスパムの定義に重なります。違反と判断されれば、順位が下がるなどの影響を受けるのは依頼した側のサイトです。
6月5日の指針によると、外部のツールは成果も保証できず、示す予測もツール独自のもので、必ずしも当たるとは限りません。言及を不自然に集める作業や、AI向けに文章を書き換える作業も、生成AI検索向けのガイドでは「する必要のないこと」とされています。
AIO対策の費用は、作業範囲で見る
弊社が2026年10月に支援サービスの公式ページで確かめた料金では、月額が分かる16件のいちばん安いプランだけでも、月5万円前後から月60万円ほどの幅があり、真ん中は月20万円でした。10倍以上の差の背景には、作業の範囲の違いがあります。
「aio対策 費用」という検索は、この1年で数字が出始め、急に増えました。市場がまだ若いので、料金の決め方も会社によってまちまちです。

検索で出てくる「相場」の幅も、ページごとに違います。そのため、金額だけを並べても、高いか安いかは決められません。
見積もりで最初に避けたいのは、「AIO対策費」という名前の一式料金のまま契約することです。作業ごとの内訳を出してもらえば、下の表の3点で各社を同じように比べられます。
| 確認すること | なぜ確認するか |
|---|---|
| どの作業が含まれるか | 調査だけか、サイトの修正までか、記事制作や計測の設定まで入るのか。同じ呼び方でも、契約の中身は会社ごとに違います |
| 既存のSEO契約とどの作業が重なるか | SEOと重なる作業は、SEO契約があると二重に払う形になり得ます。AI向けに足す作業とは分けて聞きます |
| 効果をいつ、何で測るか | AIでの言及と訪問・問い合わせをそれぞれ記録するかに加えて、結果の見込みと時期まで決めておくと、契約後の行き違いを減らせます |
料金の幅の内訳や「相場」の読み方、総額での比べ方、見積もりを作業に分けて読む方法は、AIO対策・LLMO対策の費用で詳しく解説しています。
AIO対策はSEO会社に依頼すべき?【判断の目安と契約前に聞くこと】
Google検索のAIに向けた対策なら、SEOをきちんと扱える会社に頼むのが自然です。Google自身が、Google検索のAIにもSEOの基本が引き続き有効だと説明しているからです。
とはいえ、SEOの契約にAI向けの作業まで入っているとは限りません。ChatGPTなど他のAIも対象にするなら、そのAIでの見え方の確認と記録に加えて、答えの誤りに合わせた直しまで頼めるかも聞いておくと、範囲の食い違いが起きにくくなります。
Googleの「SEO 業者の利用を検討する」というページでも、SEO会社のサービスの例に「生成 AI 向けに最適化」が挙がっています。同じページには、「小規模なローカル ビジネスの経営者は、おそらく、作業の多くを自分で行うことができます」という一文もあります。
頼むかどうかの目安
弊社もSEOとAI検索対策の依頼を受ける側ですが、全部を外に任せる必要はないと考えています。いまの状況によって、進め方は3つに分かれます。
- 自社で進める:会社情報やサービスの説明を自分たちで直せて、ChatGPTなどに自社名を聞いてみる時間も取れる
- 早めに頼む:ホームページの作り直しや新しいサイトの立ち上げを控えている。最初から検索を考えて設計できるので、頼むなら早いほど進めやすくなります
- 現状の確認だけ頼む:何から手をつけるか分からず、社内に詳しい人もいない。調べてもらった結果をもとに、作業は社内で進めることもできます
どれに当てはまるか迷うときは、3つ目から始めると、頼む範囲を小さく決められます。
相談や提案依頼の前にそろえておくもの
用意しておきたいのは、ChatGPTなどのAIに自社名を聞いたときの答えと、いま契約しているSEOや保守の作業内容が分かる資料です。この2つがあれば、何が足りないかと何が重なっているかを、最初の相談で見分けやすくなります。
契約の前に聞いておくこと
頼むと決めたら、見積もりの中身とは別に、会社の進め方を契約の前に聞いておきます。
- AI向けの助言に、公式文書や実測の裏づけがあるか:Google検索のAIについての助言なら、生成AI検索向けのガイドに沿っているか、根拠の文書を示せるかを聞きます。ChatGPTなど他のAIについての助言なら、そのAIの公式文書や、実際に調べた記録を示せるかを聞きます
- 表示や順位を保証していないか:Googleのページにも「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」とあります。AIによる概要への表示も、約束できるものではありません
- Search Consoleの権限を、どこまで渡すか:現状の確認(監査)の段階では、Googleの案内どおり、見るだけの「読み取り権限のみ」を渡します
なかでも、助言の根拠と保証の有無は、商談の場で答えがすぐに返ってくるかどうかで、提案の確かさがある程度見えてくると思います。
「AIO対策とLLMO対策は別物なので、別契約が必要です」という提案には気をつけてください。2つはほぼ同じ領域を指す呼び方です。別契約を勧められたら、それぞれの作業一覧を出してもらい、重複がないかを見比べます。
SEO会社を選ぶ基準と契約前に聞く質問はSEO会社の選び方に、AI検索対策の会社に特有の質問はLLMO対策会社の選び方にまとめています。LLMO対策会社向けの質問は、AIO対策を名乗る会社にもそのまま使えます。
弊社のAIO・AI検索対策への向き合い方
弊社は、AI検索対策をSEOと同じものとは考えていません。ただ、公式情報の整備や検索への登録のように重なる作業もあるので、お見積もりはSEO・LLMO・AIOという名前ではなく、作業ごとに分けてお出しします。
SEOと一体で進めるか、AI向けの作業を分けて進めるかは、現状を確認してからご提案します。SEOの側から見た支援範囲はSEO対策の支援にまとめています。
そして、効果は実測で確認します。弊社は自社サイトに、AI向けのサイト案内ファイル(llms.txt)を実際に設置し、効果を観察して公開しています。効果が確認できないものは「確認できていません」と書く。この方針は、AIOという言葉が別の名前に変わっても変わりません。
依頼する場合の支援の範囲と進め方はAI検索対策(LLMO)の支援内容にまとめています。
AIO対策についてよくある質問
AIOとは、何の略ですか?
主にAI Optimization(AI最適化)の略として使われる言葉です。ただし、Google検索の「AIによる概要」(AI Overviews)への対策という狭い意味で使う場合もあります。なお、別の分野では「オールインワン」の略などにも使われるため、文脈で判断してください。
AIO対策とLLMO対策は、別々に契約する必要がありますか?
基本的にありません。どちらもほぼ同じ領域を指す呼び方の違いで、作業の土台は共通です。別契約を勧められた場合は、それぞれの作業一覧を出してもらい、重複していないかを確認してください。
AIO対策をすれば、AIによる概要に必ず表示されますか?
表示を約束できる方法はありません。Googleの説明では、AIによる概要に出るための追加の条件や特別な最適化はない一方で、検索への登録も表示も保証されないと明記されています。「必ず表示させます」という提案は、この説明と両立しません。
普通のSEO対策とは、別の作業になりますか?
重なる作業はありますが、SEOと同じ作業ですべて済むわけではありません。公式情報の整備や検索への登録はSEOと重なる部分です。
2026年5月公開のGoogleの公式ガイドは、Google検索の観点から、生成AI検索に向けた最適化も「SEO であることに変わりはありません」としていますが、これはGoogleから見た説明です。
一方で、ChatGPTなどGoogle以外のAIで自社がどう紹介されているかを調べて記録する作業や、AIの答えに誤りがあったときに元の公式ページの説明を正す作業は、SEOの上に足す作業です。
AIO対策の費用は、いくらぐらいかかりますか?
弊社が2026年10月に確かめたところ、月額の料金を公式ページで公開していた16件の支援サービスでは、いちばん安いプランが月5万円前後から月60万円ほどで、真ん中は月20万円でした。
幅が10倍以上あり、含まれる作業も違うので、一式表記の見積もりは作業に分解してもらってから比べてください。別の数え方の数字や、料金の決まり方と見積もりの読み方はAIO対策・LLMO対策の費用にまとめています。
まず何から始めればよいですか?
ChatGPTなどのAIに、自社の社名やサービスについて聞いてみてください。何と答えられるかが現在地です。そのうえで、公式サイトの情報が正確か、検索に登録されているかの確認から始めます。手順はLLMO対策のやり方にまとめています。
まとめ:AIOの2つの意味と、SEO会社に頼むときの目安
AIOには「AI最適化の全般」と「Google検索のAIによる概要への対策」という2つの意味があり、どちらの意味で使われているかは会社によって違います。
どちらの意味でも土台はSEOで、公式情報を正し、検索に登録され、固有の内容を公開する作業は重なります。ただ、AIO対策はSEOと同じものではなく、その上に、AIの答えを確かめて直す作業や、変化を記録する作業を足します。
SEO会社に頼むか迷ったら、まず現状の確認だけを頼んでみてください。提案に根拠のない作業や表示の保証が入っていないかは、その結果を見てから判断できます。
次にやることは、いまの状況に合わせて選べます。
- 言葉の整理がついた方:AIに自社のことを聞いてみて、現在地を確認する
- Search Consoleを使っている方:[設定]>[検索の生成 AI]で「除外する」が選ばれていないかを見ておく
- 提案や見積もりを比べている方:一式料金は作業に分解してもらい、見積もりの表の3点と契約前に聞く3つを各社に同じ順で聞く
- 何から手をつけるか決めたい方:LLMO対策のやり方7ステップを上から順に確認する
弊社に現在地の確認からご相談いただくこともできます。その場合も、保証はしない前提で、確認できることとできないことを先にお伝えします。
参考にした公式情報
- Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」
- Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」
- Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」
- Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
- Google検索セントラル「サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスの使用に関する Google 検索のガイダンス」
- Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」
- Google検索セントラルブログ「Google 検索の Google AI エクスペリエンスでコンテンツのパフォーマンスを高めるための主な方法」
- Google検索セントラル「ドキュメントの最新の更新内容」
- OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」
検索数(月間平均と月別の推移)は2026年8月6日にGoogleキーワードプランナーで確認した値です。費用の幅は、支援サービスの公式ページで弊社が2026年10月29日に確かめた料金で、すべての会社を調べた数字ではありません。調べ方はAIO対策・LLMO対策の費用に書いています。
Googleの公式情報は2026年10月時点(10月29日に確認)、OpenAIの公式情報は2026年11月6日に確認した内容です。AI関連の仕様・名称は変更が早いため、取り組む前にリンク先の最新情報をご確認ください。
