AIO対策とは?意味が2つある理由と、SEO・LLMOとの関係、費用の見方

AIO対策とは?意味が2つある理由と、SEO・LLMOとの関係、費用の見方

「AIO対策という言葉を最近見かけて調べてみたら、会社によって言っていることが違って、かえって分からなくなった」。このご相談が増えています。

無理もありません。AIOという言葉には、意味が2つあるからです。しかも、どちらの意味で使うかが会社や記事によってバラバラなまま、言葉だけが先に広がっています。実際、「aio対策」という検索は1年で約5倍に増え、月間平均3,600回に達しました(2026年8月6日、Googleキーワードプランナーで弊社実測)。定義が追いつく前に、市場が立ち上がっている状態です。

AIO対策とaioとはの月別検索数の推移。2025年7月から2026年6月にかけて急増し、直近は月8,100回
「aio対策」「aioとは」の月別検索数(Googleキーワードプランナー・日本・2026年8月6日に弊社取得)

この記事では、2つの意味の見分け方から、SEOやLLMOとの関係、費用の見方、依頼先の選び方までを、Googleの公式情報と弊社の実測にもとづいて整理します。読み終わるころには、「AIO」という名前に振り回されずに判断できるようになるはずです。

目次

AIO対策を調べると混乱する、最大の理由

AIO(※エーアイオー。AI Optimization=AI最適化の略として使われる言葉)は、使う人によって指す範囲が違います。大きく分けると2つです。

AIOの意味 指しているもの
AI最適化(広い意味) ChatGPTやGoogleのAIなど、AIを使った検索・回答の全般に、自社の情報を正しく扱ってもらう取り組み全体
AI Overviews対策(狭い意味) Google検索の結果ページ上部に出る「AIによる概要」(※英語名がAI Overviews)に、自社の情報が表示されることを狙う取り組み
AIO対策の2つの意味の図解。広い意味はAI最適化の全般、狭い意味はGoogle検索のAIによる概要への対策。どちらも土台は同じ
AIOの2つの意味。会社によってどちらの意味で使うかが違います

たとえば「AIO対策でChatGPTにも載ります」という説明は広い意味で、「AIO対策で検索結果のAI枠に出します」という説明は狭い意味で使っています。どちらも間違いではありません。言葉の指す範囲が違うだけです。

だから、AIO対策の説明や見積もりを見るときは、まず「この会社はどちらの意味で使っているか」を確かめてください。ここが揃っていないまま比較すると、違うものを並べて悩むことになります。

どちらの意味でも、やることはほとんど変わりません

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。

Googleは公式ドキュメントで、こう明言しています。「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」。そのうえで、SEOの基本のベストプラクティスが引き続き有効だと説明しています。

つまり、Googleの「AIによる概要」に出るために特別な魔法があるわけではなく、AIの回答も、通常の検索と同じ情報源から作られます。自社の公開ページ、会社の基本情報、そこに書かれている内容の具体性。土台は共通です。

やることを整理すると、次の4つに集約されます。

  1. 公式サイトの情報を正す:社名・所在地・サービス内容・料金の考え方など、AIが参照する一次情報を正確に保つ
  2. 検索に登録される状態を保つ:検索に出ない情報は、AIの回答にもまず使われません
  3. 自社にしか書けない具体的な内容を公開する:AIは、どこにでも書いてある一般論より、実測や事例など固有の情報を引用しやすい
  4. 変化を記録する:AI経由の言及・訪問・問い合わせを分けて記録し、効果を確認する

この4つは、弊社がLLMO(※大規模言語モデル最適化。ChatGPTなどのAIに自社情報を正しく扱ってもらう取り組み)の記事群でお伝えしてきた内容と同じです。具体的な進め方はLLMO対策のやり方7ステップに、そもそもの考え方はLLMOとはにまとめています。名前がAIOに変わっても、中身の手順は変わりません。

AIO・LLMO・SEOの関係を、1分で整理する

呼び方が乱立しているのは、この分野が新しく、各社が自分の旗を立てたいからです。AIO、LLMO、GEO、AEO。いずれもほぼ同じ領域を指す、発信者ごとの呼び方の違いで、統一された定義はありません。

そして、これらとSEOは別物ではありません。検索結果にAIの回答が出る場面は増えていて、その割合の変化(2025年の半年で9%から32%へ)や、通常検索とAI検索の使い分けの実態は、LLMOとSEOの違いで公開データにもとづいて解説しています。土台のSEOができていないのに、AIだけに出る方法はありません。

覚えておいていただきたいのは1つだけです。名前で判断せず、作業の中身で判断する。これだけで、呼び方の違いに振り回されなくなります。

AIO対策の費用は、名前ではなく作業範囲で見る

「aio対策 費用」という検索も、この1年でゼロから発生し急増しています。市場が新しいため、費用の見方から整理します。

aio対策 費用の月別検索数。2025年10月までゼロ、11月に発生し2026年6月には月720回まで増加
「aio対策 費用」の月別検索数。2025年10月まではゼロで、11月に生まれた検索です(同・弊社取得)

結論はシンプルで、「AIO対策費」という名前の一式料金のまま契約しないことです。見積もりで確認するのは次の点です。

確認すること なぜ確認するか
どの作業が含まれるか 調査だけか、サイトの修正までか、記事制作や計測の設定まで入るのか。会社によって中身が数倍違います
既存のSEO契約と重なっていないか 土台が共通のため、SEO契約がある場合は同じ作業に二重に払う形になり得ます
表示や引用の保証をうたっていないか Googleは表示を約束する仕組みを提供していません。保証を約束する提案は、公式の説明と矛盾します
効果をどう報告するか AIでの言及・訪問・問い合わせを分けて記録する設計になっているか

一式の名前を作業に分解してもらうと、その時点で会社の誠実さもある程度見えます。快く分解して説明してくれる会社は、作業に自信がある会社です。費用の型の見分け方と、相場がまだ成立していない事情はAIO対策・LLMO対策の費用で詳しく解説しています。

依頼先は、名前ではなく質問で選ぶ

AIO対策の会社を探し始めると、社名も呼び方も違う会社が並んで、比べにくいはずです。弊社がおすすめしているのは、名前を見ずに同じ質問を全社にぶつけることです。

質問のリストと判断基準はLLMO対策会社の選び方にまとめています。AIO対策を名乗る会社にも、そのまま同じ質問が使えます。呼び方がAIOでもLLMOでも、質問に具体的に答えられる会社なら問題ありません。答えが曖昧なら、名前が何であっても同じです。

1つだけ注意があります。「AIO対策とLLMO対策は別物なので、別契約が必要です」という提案には気をつけてください。ここまで見てきたとおり、2つはほぼ同じ土台の取り組みです。別契約を勧められたら、それぞれの作業一覧を出してもらい、重複を確認してください。

弊社のAIO・AI検索対策への向き合い方

弊社は、SEO・LLMO・AIOを名前で分けて販売していません。理由は単純で、分けて売れるほど、中身が分かれていないからです。公式情報の整備、検索への登録、固有の内容の公開、計測。この土台をひとつの工程として整えます。

そして、効果は実測で確認します。弊社は自社サイトに、AI向けにサイト情報をまとめるファイル(llms.txt)を実際に設置し、効果を観察して公開しています。効果が確認できないものは「確認できていません」と書く。この方針は、AIOという言葉が別の名前に変わっても変わりません。

支援の範囲はAI検索・LLMO対策の支援内容にまとめています。

AIO対策についてよくある質問

AIOとは、何の略ですか?

AI Optimization(AI最適化)の略として使われることが多い言葉です。ただし、Google検索の「AIによる概要」(AI Overviews)への対策という狭い意味で使う場合もあります。なお、別の分野では「オールインワン」の略などにも使われるため、文脈で判断してください。

AIO対策とLLMO対策は、別々に契約する必要がありますか?

基本的にありません。どちらもほぼ同じ領域を指す呼び方の違いで、作業の土台は共通です。別契約を勧められた場合は、それぞれの作業一覧を出してもらい、重複していないかを確認してください。

AIO対策をすれば、AIによる概要に必ず表示されますか?

表示を保証する仕組みはありません。Googleは、表示のための追加の要件はなく、特別な最適化も不要と説明しています。「必ず表示させます」という提案は、この公式の説明と両立しません。

普通のSEO対策とは、別の作業になりますか?

大部分は共通です。Googleは、SEOのベストプラクティスがAI機能でも引き続き有効だと説明しています。そのうえで、AIに引用されやすい書き方(結論を明確に、固有の情報を具体的に)を整える部分が上乗せになります。

AIO対策の費用は、いくらぐらいかかりますか?

「AIO対策費」という名前だけでは判断できません。調査・修正・記事制作・計測のどこまでが含まれるかで、金額は数倍変わります。一式表記の見積もりは、作業に分解してもらってから比べてください。

まず何から始めればよいですか?

ChatGPTなどのAIに、自社の社名やサービスについて聞いてみてください。何と答えられるかが現在地です。そのうえで、公式サイトの情報が正確か、検索に登録されているかの確認から始めます。手順はLLMO対策のやり方にまとめています。

まとめ:AIOという名前ではなく、作業の中身で判断する

AIOには「AI最適化の全般」と「Google検索のAIによる概要への対策」という2つの意味があり、どちらの意味で使われているかは会社ごとに違います。ただ、どちらの意味でも、やることは共通です。公式情報を正し、検索に登録され、固有の内容を公開し、変化を記録する。

Googleが公式に説明しているとおり、AIの回答に出るための特別な魔法はありません。だから、名前の新しさで判断せず、作業の中身で判断してください。

いまの状況ごとに、次の一歩はこうなります。

  • 言葉の整理がついた方:AIに自社のことを聞いてみて、現在地を確認する
  • 提案や見積もりを比べている方:各社に同じ質問をぶつけ、一式料金は作業に分解してもらう
  • 何から手をつけるか決めたい方LLMO対策のやり方7ステップを上から順に確認する

弊社に現在地の確認からご相談いただくこともできます。その場合も、保証はしない前提で、確認できることとできないことを先にお伝えします。

参考にした公式情報

検索数は2026年8月6日にGoogleキーワードプランナーで確認した実数です。AI関連の仕様・名称は変更が早いため、実施時はリンク先の最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

Web業界で7年以上、上場企業を含む全国のクライアントのWebマーケティングを支援。オンライン受発注サイトでは、449件すべてが「満足」評価(「残念」0件、2026年7月確認)。SEO・LLMO/AIO対策、ホームページ制作を通じて、中小企業のWeb集客と問い合わせ獲得を支援しています。

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