SEO対策の営業電話がかかってきたら|その場で確かめる3つの質問と断り方

代表電話や問い合わせ窓口に、「SEO対策で、検索順位を上げるお手伝いができます」といった電話がかかってくることがあります。名乗られても、何をしている会社か分からないまま、担当者につなぐべきか、その場で話を聞くべきかを数秒で決めなければなりません。切ったあとになって、今の電話は本当だったのだろうかと検索する方も、少なくないと思います。

同じ売り込みが、電話ではなくメールで届くこともあります。「相互リンクしませんか」「無料でご紹介します」という形の連絡への対応は、「相互リンクしませんか」というメールが届いたら|応じる前に確かめることにまとめました。

とっさに判断するのは、誰にとっても簡単ではありません。ただ、電話の相手が信頼できるかどうかは、実はその場で確かめられます。何を根拠にしているか、何をすると言っているかを、2つ3つ聞くだけで、答えられる相手かどうかがだいたい分かります。

この記事では、SEO対策の営業電話でよく言われる話の型、その場で確かめる3つの質問、そして切ってよい場合と話を聞いてもいい場合の分け方を、SEO対策を仕事にしている弊社の立場から書きます。あわせて、弊社サイト自身のここ3か月の数字も見せます。検索順位を扱う仕事をしている会社が、自分の数字を材料に「今すぐ」を疑ってみる、という内容です。

目次

電話で言われることは、だいたい3つに分かれます

問い合わせ窓口にかかってくる電話の内容は、聞いてみると、だいたい3つの型に分かれます。

  1. 「今の順位を上げます」「必ず1位にします」と、成果を先に約束するもの
  2. 「御社のサイト、検索順位が下がっていますよ」と、まず不安を伝えて診断につなげようとするもの
  3. 「SEO対策のご担当者はいらっしゃいますか」と、担当者や決裁者の情報を集めようとするもの

3つのどれから話が始まっても、そのあとに続くのはたいてい「一度、無料で診断させてください」という提案です。ここから先を聞くかどうかは、次の章の質問で答えを出せば十分です。

このうち、いちばん注意しておきたいのは1番です。Google検索セントラルが公開している「SEO 業者の利用を検討する」という文書に、検索結果でいちばん上に掲載されることは誰にも保証できないと明記されています。サイトの掲載順位を保証すると主張する業者や、Googleとの「特別な関係」を強調する業者には注意が必要だ、とも書かれています。同じ文書には、SEO業者から診断や監査を提案されたときに、変更をすれば必ず検索結果の1ページ目に表示されるようになる、といった説明を受けたら、別のSEO業者を探すように、という記載もあります。

2番と3番は、それだけで悪いとは言えません。順位が実際に下がっていることもありますし、担当者を確認すること自体は、営業として自然な流れです。分かれ目になるのは、その先の説明が具体的かどうかです。

その場で確かめておきたい3つの質問

型が分かったところで、電話口で聞く質問です。自分から会社を探して商談をするときは時間をかけて何項目も確認できますが、電話は数分で終わります。ここでは3つだけに絞りました。

  1. 「今、何位というお話ですか。どの検索の言葉でですか」(具体的なページと言葉を特定する)
  2. 「その順位は、どちらで確認されましたか」(自社の管理画面を見た上での話か、外部からの推測かを分ける)
  3. 「『必ず』とおっしゃいましたが、それはどういう意味でしょうか」(保証に近い言葉の中身を聞く)

電話口で3つを全部聞き切るのは、なかなか難しいと思います。急いでいるときは、2番目のひとつに絞れば足ります。順位をどこで確認したかを具体的に答えられない相手は、たいてい他の質問にも答えられません。

電話で言われる「今すぐ」と、弊社の実際のペース

ここからは、弊社自身の数字です。弊社もSEO対策を仕事にしていますが、自社のサイトについては、まだ胸を張れる段階ではありません。

電話口では「今すぐ」「1位に」という言葉が並びますが、弊社のペースはこうでした。6月は、検索結果に出てきた回数(※検索結果に表示された回数を指す)が1日10〜20回ほど。そこから記事を出し始めたのが7月15日で、週の平均が1日130〜190回まで届いたのは、8月も後半に入ってからです。記事を出し始めてから、6週間ほどかかっています。

弊社サイト(suzulabo.co.jp)の検索結果への表示回数とクリック数を、2026年5月31日から8月30日まで日別に示した折れ線グラフ。記事公開を始めた日や既存記事を改修した日など、施策のタイミングを点線で重ねている
Google Search Console(検索での表示状況を無料で確認できるGoogleの道具)で記録した、弊社サイトの表示回数とクリック数の推移(2026年5月31日〜8月30日)。太い線は7日間の移動平均

それでも、クリックされた数は1日1〜3件から抜け出せていません。検索でよく使われる言葉の順位は、まだ1ページ目の下のほうから上がりきっていません。サイトをきっかけに相談へつながった件数は、直近の4週間(2026年8月)でゼロです。

表示が伸びたのは、記事を増やしたことと、サイトの中を整理したことが効いたのだと考えています。ただ、クリックと相談はまた別の話です。ここから先を動かすには、他のサイトから紹介される機会を増やすなど、もう少し時間のかかる作業が必要だと見ています。効果が出るまでの期間の考え方は、SEO対策の効果はいつから出る?に詳しくまとめました。

SEO対策を仕事にしている弊社が、丁寧に手を動かしてこの状態です。電話一本で、今日明日のうちに検索の順位が動くとしたら、それは弊社の力を超えた話になります。この数字はSEO支援のページでも毎月更新しています。

断ってよい場合と、話を聞いてもいい場合

電話をかけてくる会社が、全部よくないというわけではありません。合わないと思えば切ってよいですし、内容によっては話を聞いてから決めても構いません。ここまでの質問で気になる答えが返ってきたときの、断り方の目安です。

断ってよいと考えられる場合 話を聞いてもいいと考えられる場合
「必ず」「絶対に」上げると言い切った 上がる場合とそうでない場合があると、幅を認めた
順位をどこで確認したか答えられない 自社の管理画面を見せてもらった上で話している
今日中に契約をと急がせる 資料を送るので検討してほしい、と言う

急がせる言い方が出てきたら、それ自体を判断の材料にしてかまいません。急がずに比べたせいで条件が悪くなる提案であれば、こちらが引き受ける必要のない話です。

断るときの言い方に、迷う必要はありません。「その場では決められないので、資料をメールでいただけますか。読んでから、必要であればこちらからご連絡します」で十分です。それで引き下がらない相手であれば、その態度そのものが判断の材料になります。

話を聞いてみることになった場合も、注意しておきたい点が一つあります。Search Console(※自社サイトが検索で何回、何位くらいに出ているかを確認できる、無料の画面)へのアクセスを求められたときは、見るだけの権限にとどめておくと安心です。サイトを書き換えられる権限まで、最初から渡す必要はありません。先ほどのGoogleの文書にも、この段階では書き込みの権限を渡さないように、と書かれています。

相手の話が本当かどうかは、後からでも自分で確かめられます。Search Consoleに自社のサイトを登録しておくと、検索に何回出て、どのあたりの順位にいるかを無料で自分の目で見られます。聞いた話と自分の画面を突き合わせられる状態にしておくと、次に迷う時間がかなり短くなります。

自分から探すときは、見方が変わります

電話を切ったあと、今度は自分から会社を探したくなることがあります。そのときは、見方が変わります。電話でかかってくる側は、聞かれる前に答えを用意していません。自分から探すときは、比較する時間がこちらの手元にあります。

電話では聞けなかった実績や事例も、自分で探すときは時間をかけて確認できます。会社ごとに何を比べればいいかは、SEO会社はどう選ぶ?に契約前の基準をまとめています。金額の見方はSEO対策の費用相場はいくら?に書きました。弊社も、検索や紹介で見つけていただく会社の一つです。電話でこちらから売り込むことはしていないので、同じ基準で比べていただいて構いません。

SEO対策の営業電話についてよくある質問

何度も同じような電話がかかってきます。しつこい場合はどうすればいいですか

一度断ったあとにかかってくる電話は、担当者が変わっただけで同じ会社ということもあります。社名を控えておき、次にかかってきたときに「以前お断りした件で、御社からのご連絡はお断りしています」と伝えれば十分です。同じ説明を毎回くり返す必要はありません。毎回断り方を考えるより、窓口で「SEO対策のご案内は、資料をメールでお願いしています」と返す形に決めてしまうほうが早く終わります。決めておけば、誰が電話を取っても同じ返事になります。

「検索順位を必ず上げます」と言われました。信じていいのでしょうか

そのまま鵜呑みにしないほうがいいと思います。前の章でも触れたとおり、Googleの公式文書自体が、そう言い切るSEO業者がいたら別の業者を探すようにと勧めています。「必ず」「絶対に」という言葉が出てきたら、その部分だけは差し引いて聞いておくと、あとで振り回されずに済みます。

会社名を検索しても、ほとんど情報が出てこない業者でした。怪しいと考えていいですか

それだけで悪い業者と決めつけることはできませんが、判断材料が少ないのは事実です。会社の所在地や実績、担当者の名前を教えてもらえるかを聞いてみて、答えがあいまいなら、その場で決めずに資料をもらう形に切り替えるのが安全です。

Search Consoleは無料ですか。自分で登録できますか

無料です。Googleアカウントがあれば自社で登録でき、制作会社に頼まなくても始められます。まだ登録していない方は、電話をきっかけに済ませておくと安心です。確かめ方は前の章に書いたとおりです。

資料だけ送ってもらって、その場で契約しないのは失礼にあたりますか

失礼にはあたりません。その場で決めないという判断は、むしろまっとうな進め方です。資料を読んで比べる時間を取ることを、まともな会社であれば嫌がりません。

こちらから会社を探すときと、電話営業への対応は何が違いますか

いちばんの違いは時間です。電話は数分で判断しますが、自分から探すときは比較する時間が手元にあります。基準はSEO会社はどう選ぶ?、金額はSEO対策の費用相場はいくら?にまとめているので、急がずに比べてみてください。

まとめ:次にかかってきたら、まず一つだけ聞いてみてください

次に似たような電話がかかってきたら、3つの質問を全部聞く必要はありません。「その順位は、どちらで確認されましたか」。まずこの一つだけで十分です。

答えられない相手であれば、その場で終わりにして構いません。答えられる相手であれば、資料をもらって、自分のペースで比べてから決めてください。すぐに動かせると言われても、弊社サイトのこの3か月がそうであったように、検索の結果はそう簡単には動きません。

参考にした公式情報

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この記事を書いた人

SEOを専門に8年以上、上場企業を含む全国のクライアントのWebマーケティングを支援。オンライン受発注サイトでは、454件すべてが「満足」評価(「残念」0件、2026年8月確認)。SEO・LLMO/AIO対策、ホームページ制作を通じて、中小企業のWeb集客と問い合わせ獲得を支援しています。

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